柄目木庵

良寛さまに思いをよせながら。

「モネ展」へ

2016年06月21日 | 日々これ好日
 今日は「夏至」だそうですね。
そうか、これから暑さ本番を迎えるということか、そんな感慨が浮かびます。

 ここ秋葉区では、朝は涼しかったのですが、お昼近くなって陽ざしも強くなり気温もぐんぐん、のようです。
それに昨夜は、西の九州や四国で梅雨前線が暴れまくったようです。被災された皆さんへはお見舞い申し上げます。
いずれ、梅雨前線は北上してくることでしょう。災害への備えも常に心掛けねばならない災害日本でもありますね。


 さてさて、ここでちょっと話題を変えますね。
実は、先週金曜日(17日)、家内を伴って高速道を走り長岡市にある「県立近代美術館」に行きました。
絶対に見たいと思っていた「モネ展」でした。

 モネは自分の作品のほとんどを自宅に収蔵していたようです。
その作品がフランス「マルモッタン・モネ美術館」の所蔵となっていました。
今回の近代美術館での展示は、全面的なモネ美術館の協力によるもので、膨大な数の作品群の展示となっていました。

 多少なりとも写真撮影を楽しんでいるわが身にとっては、「印象派」の「巨匠モネ」は絶対に見過ごすことはできないわけです。
わくわくする気持ちを抑えながら、まずチケットの購入です。エントランスホールに「睡蓮のオブジェ」がありました。 




 展示会場に入る前に、一人一枚ずつモネの作品が紹介されているプラスティックの栞がいただけました。
ところが、レストランに入っても栞がいただけることが分かり、軽いランチとしました。
家内の分も合わせて4種類全部をゲットできました。
巨匠の作品を安易に撮って、ここに紹介することははばかられます。ピンボケ紹介としました。




 「モネ作品の展示」は「家族の肖像」「若き日のモネ」などと展示が続きましたが、
モネ自身が作った「花の庭」、そして「水の庭」から生まれた「睡蓮」の連作は200点以上にも及んだそうです。
さらに晩年になって「白内障」となり、視力の弱った体で描き続けた「しだれ柳」「日本の橋」「バラの小道」などのモチーフ。
激しく燃え上がる制作・表現への気力が、鑑賞者にひしひしと伝わってきました。それは単なる表現を超えて画家魂の爆発のようでした。
私も、このような激しい気迫に圧倒されるばかりでした。
わたしの中の「睡蓮の池」に見られる静けさ、穏やかさの「モネ」とは違った、激しい「モネ」を知ったことは驚愕のことでした。

 尊敬すべき大先輩を知ることができた喜びのようなもので、私の帰路は満足で満たされていました。

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