柄目木庵

良寛さまに思いをよせながら。

眠れる森の美女

2005年10月26日 | 音楽など
 「ロシア・ナショナル・バレエ」によるバレエ「眠れる森の美女」を鑑賞した。

 会場は新潟県民会館。
ステージは中世の王宮、小さな王女オーロラ姫の洗礼式が行われて、お祝いムードの中、悪の妖精が、オーロラ姫に呪いをかける。

 16歳になったオーロラ姫の誕生パーティー。プリマ(ナジェージダ・イヴァノワ)の演ずるオーロラ姫の優雅な上にも優雅な姿に、ただうっとりと見とれてしまった。
 その誕生日に、老婆に化けた悪の妖精からの花束に隠された「針」に刺されて、オーロラ姫は深い眠りについてしまった。リラの精により城ごと100年の眠りに入った。
 100年後に、リラの精に導かれた王子の口付けにより眠りから覚めた姫は、やがて王子と結ばれる。

 物語そのものは、きわめてポピュラーなものである。
しかし、チャイコフスキーの作曲による音楽と「ボリショイ・バレエ」出身の「V.モイセーエフ」の振り付けとそれを実現してくれる団員や多くのソリストたち。
ロシアにはうらやましいほどの文化と伝統があると思った。

 いつも思うことではあるが、厳しいなんてもんじゃあない試練や練習を乗り越えた人たちの「芸や技術」に、いつもいつも感動してしまう。

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