柄目木庵

良寛さまに思いをよせながら。

五合庵への道

2011年02月10日 | 良寛さまのことなど
 私たち夫婦の「国上山」頂上の断念が、結果的に「雪の五合庵」へと向わせてくれました。
久々に「良寛さまに思いをよせて」となったことに、喜びを感じています。

 「国上寺」の境内を通り抜けると、そこは「良寛さまへの道」となります。
訪れる人も少なく雪道は荒れていました。






 落葉樹が葉を落としスカスカとなっている杉木立の間から、どうも見たことのある屋根が見えるではありませんか。
間違いなく「五合庵」の屋根です。しかも雪を乗せて。
他の季節の時には、絶対に見ることの出来ないポイント・アングルからの「五合庵」なのです。
写真を撮る手が震えていました。


 急な階段の雪道を、ようやく降りきることが出来ました。
しばし夢中でシャッターを切りました。ふと、我に返り、ご無沙汰を「良寛さま」にお詫び申し上げました。
厳しい冬を何年にもおよんで過ごされた、ここ「五合庵」です。
訪れる人とてないなかで、どのようにすごされたのでしょうか。きっと、自己充実の日々だったのでしょう。






 駐車場への帰り道は「千眼堂つりばし」をわたり、見晴らしのよい展望公園に出ました。
見渡すと、雪一面のなかに島並みのように見えるところがあります。まるで「松島か象潟」のようにも見えました。




 今日は思いがけない収穫となったような気分でした。
この日は、我が家の大蔵大臣にお願いして、分水河口の野積「ホテル飛鳥」に一泊の大サービスディーとしました。

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