柄目木庵

良寛さまに思いをよせながら。

パソコン制御

2006年03月12日 | アマチュア無線
 昨日は暖かであった。しかし、今日は朝から「みぞれ」模様である。

 我が家での衛星通信の運用、特に「VO-52]でのアップリンク周波数の430MHzに問題がある。残念ながらお隣のお家には電波障害を及ぼすようである。

 したがって、どこか野原などで心おき無く運用を出来るようにと衛星通信の移動運用を考えている。
 せっかくだからと、暖かくなり移動運用に出かけたときには、無線機のコントロールをコンピュータで行えるようにしておきたい。
そんなことを考えて、昨日は我が家の車庫の脇で実験をしてみた。

 無線機とパソコンの相互通信(コントロール)には、古い規格の「RS-232C」のクロスケーブルを必要とする。
残念ながら、どこを探してもクロスケーブルはない。そもそも9ピン(メス)のコネクターが手に入らない。
私の相談に乗ってくれたのは、わが新津クラブの田中OMであった。さっそくケーブルを自作して届けてくださった。
さらに、144と430のクロス八木アンテナまでプレゼントしていただいた。

 クロスケーブルで接続して、いろいろと設定をするが、なにしろわかりやすく書かれたマニュアルなども無く、コンピュータと無線機が相互に通信できるまでに時間がかかった。

 CALSATというソフトが衛星の軌道やドップラー効果の値も計算してくれている。
気がついたら無線機FT-847の周波数が、コンピュータで制御されながら刻々と変化しているではないか。思わず「ヤッター」と叫んだ!

 このときはダミーアンテナだったが、送信もOK のようだ。
しかし、パワーが異状に小さい。何のことはない。バッテリーが上がり気味だった。無線機とDC/ACコンバーターでのパソコン使用は、かなりの電力を使うことがわかった。これも今後の課題である。

 実は、まだまだ課題も多い。
コンピュータへの送信パワーのフィードバックがない。ケーブルは必要最小限の3本だけのものであるが、結線不足の端子があるかもしれない。
何よりも、衛星を見ながらの運用で設定を種々代えてみる必要があろう。
そして、いろいろな方から衛星用にとアンテナをいただいている。これらも全部試してみたい。

 いずれにせよ、今年は衛星通信だけでも大いに楽しめそうである。