柄目木庵

良寛さまに思いをよせながら。

町屋の人形さま巡り

2006年03月09日 | お出かけ
 新潟県の北部に城下町「村上市」があります。
そこでは、毎年雛祭りの頃に「町屋の人形さま巡り」という行事が、市民参加で行われている。

 去る7日(火曜日)、その村上まで車を走らせた。
「村上市郷土資料館」では、村上藩主内藤家旧蔵の大名雛など数々が展示されていて、落ち着いた品格のあるものが多く見れた。
 その資料館の隣には、重要文化財「村上藩士若林家住宅」が保存されていて見学できるようになっていた。当時の武士の生活を垣間見ることが出来た。
質素ながらも、それなりの格式を感じた。

  

 「町屋の人形さま巡り」では、市内の商家や民家のあちこちで所蔵されている雛人形を、それぞれが思い思いにデスプレーをして観光客に公開しているのである。
町屋作りの旧家ならではの所蔵雛があるかと思うと、比較的最近集めたと思われるほほえましいミニチュアのお雛様ありで、市民参加のすばらしさで楽しませてくれる。

 村上といえば、やはり「鮭」であろう。
町屋作りの家、その奥には「村上独特の塩引き鮭」が、びっくりするくらいたくさんぶら下がっていた。見事というほか無い。

                       



 また、とある町屋作りの家の「お雛様」はさすがである。その家の娘たちの健やかな成長を願ってそろえたとか、また、婚礼の際の持参品であったりするようだ。

                    

 町中には、土人形のお雛様や貝殻を利用したものなど、いろいろな変わり雛をたくさんみることができました。いずれもすばらしいものではあるが、下の写真は我が女房殿のカメラに収められていたものです。
 雑駁にしか見ていない私とは違ったセンスだと思いました。いいですね。

                    


 実は、町中をほんとによく歩き回りました。
時には民芸品も扱う食堂で、またしゃれた喫茶店で適当に休んでいました。
お天気にも恵まれてとても素敵な一日でした。
 さらにまたまた贅沢をしてしまいました。その夜は厚生年金会館「サンピア瀬波」に泊まってしまったのです。夕日よし、温泉よし、料理よしでした。