先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

新型コロナ 二風谷の工芸作家「収束後、ここに来て」 アイヌ文化、動画でPR /北海道

2020-05-24 | アイヌ民族関連
会員限定有料記事 毎日新聞2020年5月23日 地方版
 アイヌ文化の理解促進にはずみをつけると期待された白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)の開業が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期され、各種施設も休業に追い込まれている。アイヌ文化に触れる機会を少しでも増やそうと、平取町二風(にぶ)谷のアイヌ工芸作家が、インターネットでPR動画の配信を始めた。
 二風谷には、国の伝統的工芸品に指定されているアイヌのお盆「二風谷イタ」や樹皮で作る布「二風谷アットゥシ」などの工芸作家の多くが生活する。企画したのは作家の作品を販売する二風谷工芸館で働く関根真紀さん(52)。自身も伝統的なアイヌの刺しゅうや作品を作るだけにとどまらず、アイヌ文様をモチーフにしたネクタイや携帯ケース、自動販売機のデザインなど新しい分野で作品を生み出している。
 同町では工芸館だけではなく二風谷アイヌ文化博物館など施設が臨時休館し、観光客は激減。そんな中で小さい頃見ていた父・守幸さんが工芸作家として後進の育成に尽力し、地域おこしにも積極的に貢献してきた姿を思い出した。休館中にできる仕事を模索し、「皆が自宅にいる状況で、何とかこの地域を知ってもらい、(新型コロナ)収束後にここに来てもらえるように動画の配信を決めた」と話す。
https://mainichi.jp/articles/20200523/ddl/k01/040/068000c
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新型コロナ差別、感染者らへ深刻 | トップ | 飯田線の歴史や風景 多彩な... »
最新の画像もっと見る

アイヌ民族関連」カテゴリの最新記事