産経新聞 2025/4/23 14:00
インド洋にあるアンダマン・ニコバル諸島の島の一つに上陸し、外界文明との接触を拒否している先住部族民を撮影した米国人の男がインド警察当局に逮捕された。部族民を守るため、島に近づくことはインドの法律で禁止されているからだ。国際保護団体は、こうしたソーシャルメディア・インフルエンサーの身勝手な行動が世界中で起きていると非難している。
この部族民は、アンダマン・ニコバル諸島の北センチネル島に数万年前から住むといわれるセンチネル族。外界から隔離され、インド政府は、外部の人間が島付近に立ち入ることや住民に接触することを禁止している。三宅島ほどの面積に39人から200人程度が住んでいるとみられ、深い森にすむ動物をやりや弓矢で狩り、裸で生活する。島外者を強く警戒して攻撃する習性があり、2018年には上陸をこころみた米国人キリスト教宣教師を殺害する事件も起きた。
無謀な冒険に、警察「殺されていたかも」
有料
https://www.sankei.com/article/20250423-EQNDHJI4ARJPNNSZLZKU5TXB54/