Voice4/23(水)12:00
近代の歴史と物流について、玉木俊明氏が解説する
人々は、どういうときに豊かさを感じるのだろうか。株を多数保有していること、資産を多くもっていること、また、商品を所有することなど、豊かさの基準は一つではない。
本書では、世界史の「物流」に視点を当てることで、これまで気づいていなかった豊かさの歴史を見る。本稿によって、私たちの享受する豊かさがどのように革新してきたのか知ることができるだろう。
※本稿は『物流で世界史を読み解く 交易、移民問題から食文化の革新まで』より抜粋・編集を加えたものです。
コロンブスの交換
歴史家がしばしば使う言葉に、「コロンブスの交換(ColumbianExchange)」というものがある。これは、クリストファー・コロンブスによるアメリカ大陸の発見後にはじまった、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、アメリカ大陸間での植物、動物、食品、人口(含む奴隷)、病原体などの広範な交換を意味する。
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https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/php/nation/php-20250410171335424