【室蘭民報 2009年12月10日(木)朝刊】
白老観光協会など主催の移動博物館事業「白老アイヌ民族博物館フェアin札幌」が9日、札幌市内のホテルで開かれ、9月にユネスコ世界無形文化遺産に登録されたアイヌ古式舞踊など伝承文化の世界を会場に披露していた。
会場にはアイヌ文様が編み込まれたゴザや木綿の着物が展示され、舞台上には囲炉裏(いろり)や神棚が設けられた。
「カムイノミ」の祈りの後、動物や神を主人公にしたユーカラを、解説を交えて披露。伝統の弦楽器「トンコリ」の伴奏に合わせて女性たちが踊る「トンコリヘチリ」、刀を使った舞「エムシリムセ」など道内各地に伝わるアイヌの伝統舞踊が次々と繰り広げられた。会場では踊りに合わせて手拍子が起きるなど反応は上々だった。
古式舞踊は初めてという札幌市内の30代の女性は「独特で楽しかった。また見たいですね」と笑顔を浮かべていた。
同博物館では本年度中に函館市や後志管内ニセコ町などで同様の移動博物館を開催する予定だ。(北川誠)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2009/12/10/20091210m_01.html
白老観光協会など主催の移動博物館事業「白老アイヌ民族博物館フェアin札幌」が9日、札幌市内のホテルで開かれ、9月にユネスコ世界無形文化遺産に登録されたアイヌ古式舞踊など伝承文化の世界を会場に披露していた。
会場にはアイヌ文様が編み込まれたゴザや木綿の着物が展示され、舞台上には囲炉裏(いろり)や神棚が設けられた。
「カムイノミ」の祈りの後、動物や神を主人公にしたユーカラを、解説を交えて披露。伝統の弦楽器「トンコリ」の伴奏に合わせて女性たちが踊る「トンコリヘチリ」、刀を使った舞「エムシリムセ」など道内各地に伝わるアイヌの伝統舞踊が次々と繰り広げられた。会場では踊りに合わせて手拍子が起きるなど反応は上々だった。
古式舞踊は初めてという札幌市内の30代の女性は「独特で楽しかった。また見たいですね」と笑顔を浮かべていた。
同博物館では本年度中に函館市や後志管内ニセコ町などで同様の移動博物館を開催する予定だ。(北川誠)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2009/12/10/20091210m_01.html