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ポーランド出身のアイヌ研究者供養 白老 /北海道

2018-05-20 | アイヌ民族関連
毎日新聞2018年5月19日 
 ポーランド出身の極東先住民族研究の先駆者、ブロニスワフ・ピウスツキ(1866~1918年)の没後100年の命日にあたる17日、胸像がある白老町の旧アイヌ民族博物館(旧民博)でカムイノミ(神への祈り)が行われた。全国から関係者が集まり、偉大なアイヌ研究者を供養した。
 ピウスツキは、1887年にロシア皇帝の暗殺未遂に加担した疑いで逮捕され、サハリンに流刑。1903年にアイヌ民族調査で、白老町に3週間滞在してアイヌ語などを研究し、交流を深めた。ポーランド政府は2013年10月、ピウスツキの功績をたたえるブロンズ製の胸像(高さ約2メートル)を同町に寄贈し、旧民博に設置した。
 カムイノミには、在日ポーランド共和国大使館(東京)のウカシュ・オスミツキ領事、ピウスツキ研究の第一人者、井上紘一・北大名誉教授、北海道ポーランド文化協会の安藤厚会長も出席。アイヌ民族文化財団の職員が伝統家屋のチセで儀礼を行い、胸像前で踊りを披露して追悼した。
 オスミツキ領事は「彼が100年前にここで行ったことは、友好の証しだ」と感謝を述べた。【福島英博】
https://mainichi.jp/articles/20180519/ddl/k01/040/151000c
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