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13年度173万人超 5年ぶり回復白老観光

2014-05-31 | アイヌ民族関連
苫小牧民報  (2014年 5/29)
 白老町への観光客の入り込み数が2013年度、5年ぶりに前年度実績を上回った。アジア圏からの外国人観光客を中心に日帰り利用の増加が後押しし、白老、虎杖浜温泉の両地区とも1.6~2.3%の伸びを見せている。町をはじめ、アイヌ民族博物館、観光協会などが今年度も積極的な誘客活動を進める方針で、さらなる入り込み増に期待を寄せている。
 町産業経済課がまとめた。入り込み総数は173万4182人。前年度に比べ1.9%、3万3023人増加した。内訳は、宿泊が7万9897人で0.2%増(141人)。日帰りは165万4285人で2%(3万2882人)増えた。地区別では、白老地区(社台から北吉原まで)80万4092人で2.3%、虎杖浜温泉地区は93万90人で1.6%増となった。
 白老地区の増加要因について、町担当者はアイヌ民族博物館の入場者数が12年度の15万人台から、約3万人増の18万5000人と一気に伸びたことを強調。近隣自治体などと連携した海外プロモーション効果で「タイからの観光利用が2倍以上の伸びになった」としている。
 また、教育学習も30%増で、「茨城県方面からの洋上学習や、札幌市内の中学校の宿泊研修などで利用が増えた」と話す。
 竹浦を含む虎杖浜温泉地区もタイからの団体ツアーを中心に外国人観光客が増えたと分析。国道36号沿いの通称「海産物ロード」の土産店13店舗は、いずれも前年度並みから増加の入り込み実績を確保。虎杖浜竹浦観光連合会など地元団体が中心になって強力に進めた〝食材王国〟のアピールや、積極的な情報発信なども成果を上げたとみる。
 白老町では2020年の東京五輪開催前に、ポロト湖周辺で国立博物館を含む「民族共生の象徴空間」が整備される予定。アイヌ文化に対する関心の高まりも追い風となっているだけに、今年度も各団体と連携しながら活発な誘客戦略を進めるとしている。
http://www.tomamin.co.jp/20140513160
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