毎日新聞 4月21日(日)11時26分配信
アイヌの遺骨が墓地から掘り出された問題を考えるシンポジウム「さまよえる遺骨たちPart3」が20日、札幌市中央区の教育文化会館で開かれた。
「先住民への遺骨返還はセカイの流れだ。」とのテーマで、欧米と日本の対応を検証した。北海道大の小田博志准教授(文化人類学)は、植民地だったアフリカのナミビアで20世紀初めに収集した頭の骨を、2011年に研究者が謝罪して返還したドイツの事例を紹介。「過去の研究成果は科学的な根拠がないものと否定されている。北海道でも、誠実さと透明性のある倫理的な対応が求められる」と話した。
シンポジウムでは、北海道大に対して遺骨発掘の経緯を詳しく調査するよう求める声明を採択した。【久野華代】
4月21日朝刊
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20130421ddlk01040155000c.html
アイヌの遺骨が墓地から掘り出された問題を考えるシンポジウム「さまよえる遺骨たちPart3」が20日、札幌市中央区の教育文化会館で開かれた。
「先住民への遺骨返還はセカイの流れだ。」とのテーマで、欧米と日本の対応を検証した。北海道大の小田博志准教授(文化人類学)は、植民地だったアフリカのナミビアで20世紀初めに収集した頭の骨を、2011年に研究者が謝罪して返還したドイツの事例を紹介。「過去の研究成果は科学的な根拠がないものと否定されている。北海道でも、誠実さと透明性のある倫理的な対応が求められる」と話した。
シンポジウムでは、北海道大に対して遺骨発掘の経緯を詳しく調査するよう求める声明を採択した。【久野華代】
4月21日朝刊
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20130421ddlk01040155000c.html