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白老・アイヌ民族博物館職員が福岡公演、古式舞踊披露

2014-01-22 | アイヌ民族関連
室蘭民報 【2014年1月16日(木)朝刊】
 アイヌ文化遺産活用地域活性化推進協議会(会長・戸田安彦白老町長)主催の移動博物館・アイヌミュージアムフェアが13日、福岡県福岡市のももち文化センターで開かれ、白老から出向いたアイヌ民族博物館職員が古式舞踊などを披露、フィナーレでは観衆約50人がステージに上がり、即興歌「ヤイサマネナ」に合わせ踊りの輪が広がった。
 戸田町長が約420人の観衆を前にあいさつし、白老に6年後に開設される「民族共生の象徴となる空間」に触れた上で「異文化を体験してください」とこの日のイベントをPRした。
 ムックリの演奏体験、中野巴絵同博物館学芸員による講話のほか、民族衣装の職員たちがイヨマンテリムセ(熊の霊送りの踊り)、カムイノミ(神への祈り)、クリムセ(弓の舞)、サロルンチカプリムセ(鶴の舞)などを披露。会場からは「素晴らしい」「頑張って」と声援が送られ、大きな拍手がわき上がった。
 前日の12日にはプレイベントを太宰府市の九州国立博物館で開催した。アイヌ語クイズ、ムックリ演奏、古式舞踊などを行い、約240人が参加。特にムックリ演奏体験が盛り上がりを見せた。
 文化庁からの受託事業である「移動博物館」は2011年度(平成23年度)から始まり、これまで札幌、大阪、仙台、広島で開催。同博物館には福岡県からの修学旅行生が少なくない。今回、アイヌ文化に触れる機会があまりない九州の地を初めて開催地にした。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2014/01/16/20140116m_08.html
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