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夏の宿題 楽しく解決  最後の日曜、各地で行事

2011-08-29 | 先住民族関連
(読売新聞 2011年8月29日 )

 夏休み最後の日曜日となった28日、宿題を抱えた小中学生らを手助けする教室などが県内各地で行われた。残り少ない休日を両親らと一緒に過ごした子どもたち。参加者が例年と比べて増えた行事もあったといい、節電のためか、暑い自宅から抜け出す親もいたようだ。
架空の風力発電所やごみ処理場などの設置場所について話し合う子供ら(28日、本庄市の早稲田リサーチパークで) さいたま市浦和区の県立近代美術館では、作品を鑑賞する親子連れや、やり残した宿題を終わらせようと“追い込み”をかけた中学生らでにぎわった。
 9年前から毎夏、子どもたちに楽しみながら芸術の勉強をしてもらおうと特設ブースを設置。小中学校の教諭や学生ボランティアが、リポートの書き方を教えるなどしている。
 父親と訪れた川口市立戸塚西中2年の中村匠君(14)は「色々な作品が見られて良かったけど、楽しい夏休みが終わるのはさみしい」と話した。深谷市立幡羅中2年の金井廉君(14)は、サッカー仲間と宿題の仕上げに訪れたといい「クーラーをつけず、扇風機とアイス枕で暑さをしのいだ夏だった」と振り返った。
 本庄市にある研究施設「早稲田リサーチパーク・コミュニケーションセンター」では、子ども向け教室「子ども大学ほんじょう」が開校した。県や大学、市町村などの連携で「学校とはひと味違った授業」を目的に始まった。来年3月まで計7回を予定しており、小学4~6年の児童37人が、風力発電を使った地域の未来について考えた。
 早大本庄高の影森徹教諭が「風力発電を通して考える本庄市の未来」をテーマに授業を行い、大気汚染や地球温暖化などを防ぐため、市がどうすべきかを話し合った。一昔前は冬場に市内でも凍った水たまりでスケートができた話などを紹介。児童らは環境への影響を考えながら、市の地図上に架空の風力発電所や汚水処理場、ごみ処理場などを置く場所を決めていった。
 東松山市岩殿の県こども動物自然公園では、この夏、同園職員が「宿題おたすけ隊」に。園内で飼う乳牛のミルクを使ったバター作りの体験教室や、ミニジオラマ教室などを期間限定で行ってきた。28日に開かれたのは、参加者が思い思いの動物の絵を小石に描く「アボリジニアート体験」。オーストラリアの先住民・アボリジニの文化に触れようという企画で、約50人の子どもたちが、凹凸のある石にサインペンとペンキを使ってカラフルな動物を描いた。
 両親らと参加した千葉県鎌ヶ谷市の小学5年堀内大毅君(11)は「石に絵を描くのは難しいけど、楽しいし、夏休みの工作にもなって良かった」と笑顔だった。
 同園によると、イベントは今年で4回目だが、例年より参加者が多いという。担当職員は「節電や酷暑の影響で室内にいても暑いなら、外で思い切り遊ぼうと考えた家族が多いのかもしれない」と話していた。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20110829-OYT8T00007.htm
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