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初の修学旅行誘致が実現、紋別空港の利用拡大にも

2011-09-21 | アイヌ民族関連
(北海民友新聞社 9月18日付け)

 全国に約1000校ある特別支援学校の修学旅行をオホーツク地域に誘致しようと、管内2つのNPO法人が「特別支援学校修学旅行・旅プロジェクト」を実施している。これに参加する初の修学旅行団体が14日から2泊3日の日程で紋別、網走、津別などを巡り、豊かな自然や優れた食を堪能。大満足して帰って行った。紋別空港の利用促進にもつながる事業で、今後の誘致拡大に熱い期待が寄せられている。
 同プロジェクトを行っているのは、障がい者にも利用しやすいバリアフリー宿泊交流研修施設「でてこいランド」の運営管理と高齢者世帯への弁当宅配事業などを行う津別町の「NPO法人北海道でてこいランド」と、地域のNPO法人の運営支援やまちづくり活動などを手がける「NPO法人北見NPOサポートセンター」の2つ。
 誘致第1号となったのは、横浜市にある私立盲学校、横浜訓盲学院。14日、高等部普通科の生徒たちとともにオホーツク紋別空港に到着した同学院の大山淳一教頭は「6月に下見に来たところ、肌で感じられる風土・気候や、大自然、アイヌ音楽体験、味覚など魅力的な要素がたくさんあった」と、実施を決断した理由を語った。
 紋別ではオホーツクとっかりセンター「ゴマちゃんランド」とオホーツク流氷科学センターを訪問。生徒たちはアザラシと触れ合ったり、肌を刺す氷点下20℃の世界で流氷に触れたりという、人生初めての経験に大感激。津別や網走では野菜や果物の収穫、モーターボート乗船、アイヌコタン民族舞踊、太鼓演奏、木工など様々なメニューに挑戦したという。開放感たっぷりのジンギスカンやバーベキューも生徒たちを大喜びさせた。
http://www.minyu.ne.jp/digitalnews/110918_2.htm

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