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原発とウラン、豪先住民女性の訴え

2011-09-26 | 先住民族関連
MBSニュース 2011年09月25日(日) 21時02分

 原発の燃料として日本にも輸出されているオーストラリアのウランをめぐり、先住民=アボリジニの女性が国連事務総長に手紙を送りました。そこには、先祖からの土地で採掘されるウランと、震災後の日本への思いが綴られていました。
 オーストラリア北部の広大なカカドゥ国立公園。その一角を占めるレンジャー鉱山は、世界のウランのおよそ10%を生産しています。
 「カカドゥ国立公園に隣接するレンジャー鉱山です。原発の燃料用にここで生産されるウランが、多く日本へも輸出されています」(記者)
 カカドゥはユネスコの世界遺産に指定されているものの、ウラン鉱山がある地域は世界遺産から除外されているのです。
 鉱山にはウランを硫酸などで精錬するプラントもあり、そこから出る放射性汚染水が下流の世界遺産の湿原や先住民の村周辺に流れ込んでいると環境保護団体などが指摘。しかし、資源会社側は汚染は政府の基準値を超えるものではないとしています。
 ウラン鉱山周辺の先住民、イボンヌさん。イボンヌさんは環境汚染への不安を訴える手紙を東日本大震災後、国連のパン・ギムン事務総長に送りました。そこには、日本国民への同情と悲しみもつづられていました。
 「私たちの土地のウランが日本の原発事故の一因になったのは良くないことです。心から悲しく思います」(イボンヌさん)
 カカドゥに点在するアボリジニの聖地。伝説ではもし聖地が荒らされたら世界中に害がもたらされると言われていて、イボンヌさんにとって、日本の原発事故はひと事とは思えないのです。
 今月オーストラリアを訪れた国連のパン・ギムン事務総長は、イボンヌさんの手紙についてJNNの質問にこう答えました。
 「(まだ手紙は受け取ってませんが)必ず読んで、どうすべきか対応します」(国連 パン・ギムン事務総長)
 カカドゥ国立公園の中でもう1つ、世界遺産から除外されているのが、フランス・アレバ社が権益を持つクンガラ・ウラン鉱床。ここの伝統的土地所有者であるジェフリー・リーさん(40)は今年6月、ユネスコの世界遺産委員会に出席し、クンガラ地区も世界遺産とするよう訴えました。
 「お金なんて何の意味もなさない。心配なのはこの大地なんだ」(ジェフリーさん)
 ジェフリーさんはアレバ社が提示した巨額の補償金を断り、先祖から受け継いだ土地の世界遺産への指定を勝ち取りました。
 「お金が私たちを聖地から遠ざけました。多くの人がそのお金で酒を買いました」(イボンヌさん)
 何万年も自然への恐れを忘れずに生きてきたアボリジニの人たち。イボンヌさんはインターネットに日本支援のメッセージを掲げるとともに、カカドゥのウラン採掘の中止を訴えています。(25日17:41)
http://www.mbs.jp/news/jnn_4835520_zen.shtml

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外相にデモ参加強制=ボリビア

2011-09-26 | 先住民族関連
jiji.com 2011.9.25

 24日、南米ボリビア北東部で、政府が進める幹線道路建設に反対する先住民のデモ行進に強制参加させられるチョケワンカ外相。賛成派の先住民との間で緊張が高まっており、同外相は両派の説得を試みていた 【AFP=時事】
http://www.jiji.com/jc/p?id=20110925105329-1427212

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水と大地(上)チリ・パイネ国立公園

2011-09-26 | 先住民族関連
MSN産経ニュース 2011.9.25 09:12

雄大な自然あふれる“聖地”
 氷河で冷やされた風が吹き抜ける南米・パタゴニア地方。南米大陸の南緯40度以南には、荒涼とした大地や氷河を頂く山々、針葉樹の森などが広がる。
 南緯51度付近のアルゼンチン国境近く、2200平方キロにおよぶチリのトーレス・デル・パイネ国立公園。先住民の言葉で「青」を表す「パイネ」と、スペイン語で「塔群」を意味する「トーレス」の名前通り、氷河が削りだした花崗(かこう)岩の峰が、空を突き刺す塔のようにそびえる。
 麓には氷河や湖、大平原。こんなパタゴニアらしい絶景を求め、南米はもちろんヨーロッパやアジアからも観光客が集まる。訪れた人はテントや山小屋に泊まり数日から1週間、トレッキングやロッククライミングなどを楽しんでいた。
 2度目の訪問というメキシコ人のレスリー・シルエンドさんは「毎回、違う景色の大自然が素晴らしい。2日しか滞在できなかったが満足」と話す。一帯は先住民が「神の山」とあがめた聖地。自然を愛する人々にとって、神聖であることは今も変わらない。
                 ◇   ◇
 文明の痕跡がない、原始の地球が残るパタゴニアを2週にわたり紹介する。(写真報道局 早坂洋祐)
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110925/trd11092509250002-n1.htm

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アイヌ民族の英雄に祈り 新ひだか

2011-09-26 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 09/25 15:00)

 【新ひだか】第65回シャクシャイン法要祭が23日、真歌公園で開かれた。道アイヌ協会新ひだか支部などでつくる実行委の主催で、同協会各支部などから約千人(実行委発表)が訪れ、アイヌ民族の英雄に祈りをささげた。
 シャクシャインは真歌を拠点に、不公正な貿易を行ってアイヌ民族の暮らしを圧迫した松前藩と戦ったが、1669年10月23日に同藩によって和睦の席で毒殺された。
 法要祭では、公園内のシャクシャイン像前でカムイノミを行い、鳩山由紀夫元首相、同協会の加藤忠理事長ら出席者が祭壇に酒をささげ礼拝した。実行委員長の大川勝支部長はあいさつで「アイヌはことあるごとにシャクシャインエカシ(長老)の前でカムイノミを行い、偉大な力を借りてきた」と民族のために戦った英傑をたたえた。(舘山国敏)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/320848.html

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