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アイヌ語法概説、愛用の机… 知里真志保の足跡124点 生誕100年巡回展始まる

2009-06-17 | 日記
(北海道新聞06/16 14:24)
 【登別】アイヌ民族出身の言語学者、知里真志保の生誕100年を記念した巡回展が15日、鷲別公民館を皮切りに始まった。北海道アイヌ協会登別支部と知里真志保を語る会の主催で、ゆかりの品124点を展示。7月には記念フォーラムの開催も控え、主催者は「節目の年に真志保の偉大な功績を多くの市民に伝えたい」と話している。(上家敬史)
 市教委によると、真志保に関する124点もの品が一堂に公開されるのは初めて。語る会の所蔵品のほか、市や個人が保管していた貴重品も集めた。
 真志保が記した東京帝国大(現・東大)の卒業論文を、恩師の言語学者金田一京助との共著として出版した「アイヌ語法概説」の初版本や、愛用の木製机などが並んでいる。
 姉の知里幸恵が世に残した「アイヌ神謡集」を、真志保が一部改訳した著作本も展示。神謡集に「銀の滴降る降る」とある有名な一節を、真志保は「銀の滴降れ降れ」と文法に忠実に訳しており、語る会メンバーの街道重昭さん(68)は「言語に対する真志保の厳しい姿勢が垣間見られる」と話している。
 登別支部と語る会は巡回展のほか、7月4日午後1時から、市民会館で生誕100年記念フォーラム「知里真志保を未来に~アイヌ文化をまちづくりに」を開催する予定。真志保の妻、萩中美枝さんや有識者らが講演する。
 巡回展は各会場とも入場無料。午前10時から午後6時(郷土資料館のみ午後5時まで)。日程は次の通り。
 ▽鷲別公民館=15~20日▽婦人センター=22~27日▽市民会館=29~7月4日▽郷土資料館=7月7日~20日
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/171822.html

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