(共同通信2009/06/29 19:48)
政府の「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」(座長・佐藤幸治京大名誉教授)は29日午後、首相官邸で会合を開き、経済的困難に陥っているアイヌ民族に対する恒常的な生活支援のため、新法制定を政府に求める方針を決めた。7月下旬に河村建夫官房長官へ提出する報告書に盛り込む方針だ。
会合では「国の政策がアイヌ文化に深刻な打撃を与え、アイヌ民族を支配される立場に追い込んだ」との歴史認識を確認。生活支援策のほか、「アイヌ民族の日」制定やアイヌ文化振興策の充実などを柱とする報告書素案が大筋で了承された。
支援策の新法制定は、北海道の高橋はるみ知事、北海道大アイヌ・先住民研究センターの常本照樹教授ら一部メンバーが強く求めていた。この日の協議では、何らかの形で立法措置が必要との認識で一致した。
ただ新法の具体的な内容や時期には踏み込まない見通し。佐藤座長は会合後の記者会見で、新法について「報告書の中で踏み込んで記述するのは難しい」と述べた。
http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009062901000712.html
政府の「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」(座長・佐藤幸治京大名誉教授)は29日午後、首相官邸で会合を開き、経済的困難に陥っているアイヌ民族に対する恒常的な生活支援のため、新法制定を政府に求める方針を決めた。7月下旬に河村建夫官房長官へ提出する報告書に盛り込む方針だ。
会合では「国の政策がアイヌ文化に深刻な打撃を与え、アイヌ民族を支配される立場に追い込んだ」との歴史認識を確認。生活支援策のほか、「アイヌ民族の日」制定やアイヌ文化振興策の充実などを柱とする報告書素案が大筋で了承された。
支援策の新法制定は、北海道の高橋はるみ知事、北海道大アイヌ・先住民研究センターの常本照樹教授ら一部メンバーが強く求めていた。この日の協議では、何らかの形で立法措置が必要との認識で一致した。
ただ新法の具体的な内容や時期には踏み込まない見通し。佐藤座長は会合後の記者会見で、新法について「報告書の中で踏み込んで記述するのは難しい」と述べた。
http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009062901000712.html