タイガーアイアン

先ほど、うれしい宅急便が届きました。何だろうと思って送り主を見ると、何と！山田英春さんからです。山田英春さんは先日ご来店された「不思議で美しい石の図鑑」の著者です。宅急便の中には、お手紙とオーストラリア産のタイガーアイアンの磨かれた美しいスライス標本が入っていました。驚きと共に非常にうれしい気持ちになってしまいました。山田英春さん、本当にありがとうございます。

先ほど、今日のブログを書こうとしましたが、急遽、話題の変更です。

左の写真が山田英春さんから送って頂いたタイガーアイアンです。右の球体はお店に置いてあるタイガーアイアンです。

二つは、形は違うものの、見た目の印象は非常に似ています。この石はタイガーアイ、ジャスパー、ヘマタイトの層を持っている縞模様が特徴的で、特に金色に輝くタイガーアイのシラーが非常に美しいと思います。もしかすると、この二つは同じ岩体のものかも知れません。

またもや！です。初めて「不思議で美しい石の図鑑」を開いた時にも、店に置いてある石に似た石が複数載っていて驚いたのですが、今回も同じような印象です。恐らく、山田英春さんと私は同じような美意識で繋がっているような気がします。

同じような美意識、これまでにもロジェ・カイヨワや澁澤龍彦や種村季弘の書物からも感じた事があります。共通の美意識、何となく不思議な感じがします。

このタイガーアイアンの巨大スライスを見た事があります。そこは神奈川県立生命の星・地球博物館です。そこの「生命が大気環境を変えた」コーナーに巨大な縞状鉄鉱層が展示してありました。確か壁面全体のサイズだったような気がします。

それはかつてTVのNHKスペシャル「地球大紀行」や「生命」という番組で見た映像と同じものを直に見れる場所です。まだ見た事のない人にはオススメです。

そこは石の美とその成因、その石の存在意義、地球のロマンを感じられる場所だと思います。

今日は思いがけないうれしい宅急便で一日が始まりました。

山田英春さん、本当にありがとうございました。