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鉱物の部屋へのいざない

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傘小僧と菅笠衆

2022-04-12 11:21:42 | 日記・エッセイ・コラム

先日、山田滋夫さんの「問わず語り・私の鉱物じてん」を読んでいると、石川県小松市の菩提墓地公園造成地産の玉髄の写真の真下に非常に興味深い写真が載っておりました。その写真とは、福島県宝坂産の傘小僧の写真です。

傘小僧とは、言いえて妙、球顆流紋岩の隙間にあるそろばん玉石の上半分だけ付いた球顆の事で、愛嬌のある命名だと思いました。

それに似たものは、「石の華」店内にもありました。

上の写真がそれです。

これは、新潟県東蒲原郡阿賀野町中ノ沢産の球顆流紋岩ですが、そろばん玉石が付いた傘小僧と呼べるものだと思いました。ただ、こちらのものは直径が約8cm程あり、サイズ的に、小僧という命名が相応しくないかもしれません。

それにしても、シリカ鉱物は面白いと思います。シリカ鉱物には鉱物の魅力(その色や形のバリエーションの多さ)が詰まっています。

そうそう、もうひとつ、非常に面白いそろばん玉石があります。

上の写真がそれです。どうでしょうか?これは、そろばん玉石と玉髄の合体したものですが、木製の台座が似合っています。

私には菅笠を被った武士のように見えます。まるでゲーム「ゴーストオブツシマ」に出てくる菅笠衆のように見えてきます。

鉱物趣味の中にも「見立て」があっても良い、というような気がしております。

 

コメント
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