めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

ジェノサイド(高野 和明)

2013-02-05 22:58:46 | 本(うーん…) た・な・は行の作者

とにもかくにも、いたるところで賞賛され 話題になった こちら
ずーっと予約を入れていて、やっとこ 借りることができました。

そもそも、私がこの作品の存在が気になったのが、
週刊文春の 毎年年末恒例の こちら でしたが・・・
そうです!
お気づきのかた、いらっしゃいますでしょうか… ??
2011年のベスト1に輝いたのでした。

その間、「予約待ち人数が落ち着いたら、予約しよ~っと。」
などど 常に頃合いを見計らっていたにもかかわらず、常に100名以上待ちの
状態という... 
そんなわけで、私の期待は膨らむ一方だったこともあった分、実際に読んだ結果は、
残念ながら 「うーーーーーーーーーーん…」 となってしまう感想でした。(泣)

いや~
すごいとは思うんですよ。 確かに...
薬の研究開発にかける思いと 作家さんの知識など。
あと、この小説のウリであると思われます 構成も、斬新ですし。

ただ、正直申しますと、なんでしょう・・
ショー的な派手さはあるが、読者の心に響かない… 
エンターテイメント性に惑わされるだけという気が、否めませんでしたか。

ま~
なにぶんにも好みの問題でして…(汗)
辛口な感想になり、あしからずです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最後の恋 MEN’S: つまり、自分史上最高の恋。(新潮文庫)

2013-02-03 23:31:51 | 本(普通) か・さ行の作者

有名どころの男性作家さん(若め)7名の ラブストーリから成る
短編集 です。

まぁ、人それぞれの好みにより 意見が別れるでしょうが、
ワタシの場合は、
  ・1位  朝井リョウ 『水曜日の南階段はきれい』
  ・2位  荻原 浩 『エンドロールは最後まで』
あたりといったところでしょうか。

いかにも、カフェでまったりと読書する向けの本でして、
(あいにく、当方 せっかちな性分につき、このようなことは殆どないのですが…)
ワタシは、ス○バで 大好きなラテと共に、この上なく幸せな時間を過ごすのに役に立ちました。
~( ̄∇ ̄)~   I was happy.

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北斗: ある殺人者の回心(石田 衣良)

2013-02-01 23:07:41 | 本(まあまあ) あ行の作者

今回の石田作品は、ちと 違います。
ということで、石田センセイの新鮮な一面を 垣間見られた作品は、こちら でした。

いやぁ~~~
さすがの直木賞作家の 大センセイの力量を、改めて感じました。
IWGPシリーズ も いいけど、今回の話は これまでの概念を覆す
重いテーマと 深い内容の 大作です。

すごいですよ。 なにしろ素材が…
 虐待,ドメスティック・バイオレンス,家出,児童相談所,里親
ひいては、
 末期癌,医師の詐欺,殺人,留置場,裁判,極刑 などなど
一見しただけでも、石田センセイのただならぬ気合いが伝わってくるようです。

容姿と優秀な頭脳に恵まれながらも、ことごとく薄幸の 端爪北斗。
前半は、北斗の境遇が、あまりに残虐で 痛々しい展開となっています。

そこから、北斗が 出会った人々からの愛を受けつつ、戸惑いながらも 少しずつ本来の少年らしさを取り戻し、
やがて、最愛で心許せる本当の母親、綾子お母さんとも出会い、北斗に訪れた 最も穏やかで幸福な日々。

しかし、この後に 地獄のタイトルへと繋がっていく 後半部分・・・
と、本当に「あっ!」という間に読んでしまいます。

特に、後半の苦しい中での 新たな出会いと展開は、読み応えあり。
私は、国選弁護人さんと明日実ちゃん、
それと、北斗クンに 判決を告げた 裁判長に好感を覚えました。

と、概ねの感想は ◎なのですが…
最後の最後になっての 終わり方だけは、
(|| ゜Д゜) ハァ?  はたまた、 (;゜д゜)ポカーン 
というリアクションに陥りましたもので、
その辺で カテゴリーは、割愛させていただきました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする