西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

地域SNSとまちづくり

2008-10-04 | 地域居住学
地域SNSとまちづくりの話を建築系の人たちとすると、はじめピンと受け止めて貰えない場合がある。建築系の人たちは(実は、ある意味で私もそこに入るのだが・・・)、実際の建築、住宅、道路、公園、公共施設などの形、空間をどうつくっていくか、みたいな所に意識がいっていて、例えば、まちで今までのリアルなチャンネルでは会えなかった人々に地域SNSを介して会えて「袖すりあうも他生の縁」を感じるとか、色んな今まで体験出来るとは思わなかったようなイベントを通じて盛り上がれるとか、行政ホームページ等では知りえない地域情報(ある意味での口コミ情報)を知るとか、それらのことが将来の広い意味でまちを良くしていく「まちづくり」の基盤を豊かにする、という位置づけについて直ぐに理解して貰えないようだ。

「まちたのしみ」のソフトの積み重ねの上に、ある意味でハードな「まちづくり」も切り開かれていくのではないだろうか。

「まちづくり」は最終的にはリアルな討議や決定の積み重ねで進むしかないが、その過程で、地域SNSで様々な情報交換、情報創造も可能ではなかろうか。そのためには、ツールとして「アンケート機能」とか、「ワークショップ機能」とかを付加する必要があるだろう。また例えば、現存のグーグル・マップやストリートビューの活用方法も考えていく要があろう。

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3 コメント

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その心は (FUTAN)
2008-10-04 22:27:37
体験しないと分からない。
体験していないことには不安がある。
自分に自信がない。
自信がないことを言うのは恥ずかしいので、他の言い訳をする。
他人から色々言われたくない。

ということだと思いますが・・・・。
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おっしゃるとおり (角田 風士)
2008-10-04 22:34:26
どのようなものになるのか?という創造していく過程を楽しむ余裕が、更に楽しく良いものになるという好循環を生んでいくのでしょうか?

ソフトからハードへと、最近のツールも活用して、SNSを、実り豊かなものにと息長く育てていかれているものと拝察致しました。

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そうですね (ichiro)
2008-10-04 23:11:25
FUTANさん、角田 風士さん
コメント有難う。
人類は、ここまで「こうしたほうが良いのでは」と思ったことを「えいやっ」と実践して進化してきたのだと思います。

中には「石橋を叩いても渡らない」人もいますがね。

私なんか、直感で良いと思うと、取り入れて、人生時間配分もありますが、「走りながら考える」タイプでしょうか。

地域SNSも楽しく、良くして「まちづくり」にも役立てていきましょうね。
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