西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

市電(LRT)の復活へ

2005-11-29 | 地域居住学
今朝の『毎日新聞』大阪本社版では、堺市にLRT(ライト・レイル・トランジット)が将来導入されることを記念してのシンポジュームを特集している。広島では既に走っている形であり、富山も導入するようだ。京都でも検討と言う。北側国交相も「支援したい」と言っている。私は金沢市で市電に乗って町を覚えたし、京都の学生時代も市電に乗っていた。先輩の広原盛明さん(現・龍谷大学教授)が事務局長で「京都の市電を守る会」で運動したが、残念ながら廃止された。今回のは見直し検討で、結構と思う。金沢でも是非「復活」検討して欲しい。LRTは昔の市電より色々技術革新で前進している。建設費用が地下鉄に比べ格段に安い、低床で高齢者・身障者も乗り降りしやすい、連結して多くの乗客を運べる、電気効率も良く音も静かだ等々だ。ヨーロッパの事例が昨年NHK衛星テレビで連続放映されていた。フランスのストラスブール、スイスのチューリッヒ、オランダのアムステルダム、イギリスのマンチェスター等だ。新聞では、ドイツのカールスルーエも上がっている。来年行くときには、これらも計画に入れたい。これで、私の考える都市の交通としては、先ず安全に楽しく「歩くこと」の確保、自転車道、諸種のバスサービス、LRTそして基幹公共交通の段階構成となり、自動車は「補助的」に活用する、という構想となっていくだろう。(写真は、ストラスブールのLRT、「LRTのある風景」より引用:http://www.sunloft.co.jp/gallery/lrt/menu.htm)

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