東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

羽子板市3日目

2011-12-19 22:23:09 | 日々

P1010089今日は羽子板市の3日目で最終日。体調のため外出していなかったのですが、薬で痛みを抑え、尾張屋さんのご墓所のお参りの帰り寄ってみました。

夜はこのところ厳しい寒さですが、日中は日差しもあって寒さも和らいでいるような気がしました。

観音様、三社様、被官稲荷様をお参りしてから早速 創業300年を迎えられたお人形の「吉徳」さんのご出店をお邪魔してきました。

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観音様のお堂のすぐそば。いただいたコメントによれば、丸〆猫は完売しているとのお知らせをいただいていましたが、残っている人形を見てびっくり。丸〆猫以外の今戸型の招き猫も既に完売。干支の辰ものも全て完売でした。目の前で月見兎と口入れ狐をお求めくださる方もいらっしゃいました。本当にありがたいことです。

お店のところどころに手作りの絵ビラで今戸人形のことや丸〆猫についてもご紹介くださって感謝感激です。

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何よりも昔ながらに観音様のそばで拙作の土人形を並べてくださったことがありがたいです。

またお求めくださった皆様ありがとうございました。

本来ならば芝居好きでもあり、他のご出店の羽子板をじっくり観て帰りたかったのですが、薬が切れるのを心配して吉徳さんの皆さんにお礼申し上げて早々に帰宅(おそばだけは食べて)しました。

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お参り

2011-12-19 21:18:13 | 日々

P1010077ここ数週間持病のヘルニアの調子が悪く、寝ても起きても足が痛むので外に出ていませんでした。

今年の羽子板市もひと眼見に行きたいと思っていたので最終日の今日行こうと思い、同時に金澤家の墓所もお参りさせていただき、歳の瀬でもあるのできれいに掃除させていただこうとお許しをいただきお邪魔しました。秋のお彼岸以来です。

最後の生粋の今戸人形師であった尾張屋・金澤春吉翁(明治元年~昭和19年)と人形作りのお手伝いをされていた娘さんの花さん(~平成16年)、また春吉翁の義理の兄弟である政五郎さんらがここにお眠りになられているわけです。金澤家の皆さまからは春吉翁のお作りになられた人形をお手本に作ることをお許しいただいていること、直接春吉翁にお目にかかったことはないものの、作る過程で改めて知ることがあるのも春吉翁や金澤家の皆さまのおかげと感謝しています。

お寺さまの井戸水(今戸の水)をお借りして念入りにお掃除させてもらったつもりですがお線香立の金具にこびりついたヤニだけはどうしてもとれなかったのが心残りです。お花とお線香を差し上げて手を合わせ失礼してきました。毎回お馴染みになっているお寺さんのハスキー君も元気で好意的に出迎えてくれました。

尾張屋・金澤春吉翁については

山田徳兵衛著「人形百話」より→P1010080

最後の今戸人形師 尾張屋春吉翁→

尾張屋春吉翁 今戸焼土人形作り風景→

尾張屋春吉翁 今戸焼土人形作り風景②→

尾張屋・金澤春吉翁作の今戸人形は 

今戸人形のカテゴリー→

に数点掲載してありますのでお時間ありましたらご覧ください。