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何とも楽しそうな書名で、読めばこれまた面白い。「世のふつう」にしばられず、「自分のふつう」を尊重したら、こんな「パンと日用品」の会社が誕生し、成長するストーリが綴られています。
自分の人生をたどるかのように、自分のふつうが世のふつうとかけ離れていることに気付き、自分のふつうを追求していくうちに、自分のやりたいことをやるのではなく、自分ができることに注力していくと、パンを焼くのが好きだったところからパン屋ができたし、スタイリスト専門学校で学んだ経験から消耗する日用品を手掛ける道筋にもなりました。会社にするにあたり、自身や会社の棚卸をすることにより、ビジョン、ミッション、スピリット、バリュー、スローガンを完成させます。
そして、小売であるにもかかわらず、自社の成長のための消費を掻き立てることなく、その消費(販売)がふつうなのかどうかを検討する姿勢が世から評価されているのでしょう。
『山の上のパン屋に人が集まるわけ』(平田はる香著、サイボウズ式ブックス・ライツ社、本体価格1,600円、税込価格1,760円)
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