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飛松中学校卒業式

2009-03-11 18:47:24 | PTA

  昨夜は中小企業家同友会西神戸支部の運営委員会がありましたが、直帰しました。その訳は今日にありました。運営委員の仲間からケイタイに懇親会への参加のお電話があったのですが、それを確認したのは今朝でした。誠に申し訳ござらぬが、それにも出席できない理由がありました。

 

 今日は次男坊の卒業式でした。夫婦で出席はしましたが、私自身はPTA会長なので来賓席に座らなければなりません。こういう場合はPTA会長の祝辞が付きもの。しかしながら、全く準備をしていなかったので、昨夜は遅くまで何を語るか考え、風呂に入っても頭の中を整理して、内容を吟味して、リーハーサルを何度も重ねました。

 風呂から上がり、次男坊が寝てからも一人練習は続けましたが、睡魔が襲って来たため、就寝。なるようにしかならんと開き直りでした。

 

 さて、本番。「保護者として、また30数年前の同じ中学校生活を送った人間として、飛松中学校のカリキュラムで羨ましいと感じるのは、トライやるウィークのあとの立志の集いです。」

 人間、何のために生きるのかを考える機会を持つのは大切なことです。それを実際に1週間とは言え職場体験を終えた後で考えることができるのは大変有意義なことですよね。

 

 「斯く言う私が生きる目的を持ったのは、恥ずかしながら10数年前、今の職業に就いてからでした。それまでは何となく生きてきたと思います。確かに2度ほど目指す道を考えたことがありました。1度目は私の祖父に憧れたこと。70年前に大阪-ボンベイ航路の船長だった祖父の遺影は今も実家の仏間に飾られています。明治生まれの薩摩隼人。その凛々しさに尊敬の念さえ持ちました。2度目は高校時代の日本史の先生。彼のユニークな教え方、日本の歴史の見方に興味を覚えましたが、その2つの夢は儚く消え、何となく大学に入り、何となく就職してきました。」

 書店について、会社の経営理念を考える中で、書籍を販売することによって感動を伝えたい、感動伝達人になりたい! という目的を持ったわけです。

 

 「何のためにを考える上で、大きなヒントを与えてもらいました。それは時間と空間の見方です。時間の0の位置は『今』。空間の0の位置は『ここ』もしくは『自分』です。時間が『今』から離れると、『明日』『1年後』『10年後』『将来』『未来』と限りなく拡がってきます。また、空間も『家族』『学校』『地域』『神戸』『日本』『地球』『宇宙』にまで到達します。

 0の地点ばかりを考えると自己中心的になり、欲深くなる、客観的にみるとギラギラした感じですね。しかし、未来の日本、地球のことを考えると欲も少なくなり、傍から見ると、ギラギラの濁点が落ちて、キラキラした存在になるでしょう。どちらがいいかは明解ですね。」

 このあたりから、練習量の少ないのが原因なのか、噛み始めました。トホホ。このキラキラの例として、ペットボトルのキャップの回収の話をするはずでしたが、記憶から飛んでいました。残念・・・。

 

 「私にとっては、『憧れの人を持つ』、『何のためにを常に考える』、そして『キラキラの存在になる』という3つのものさしを持って生きています。あなたたちも成長する中で、あなた自身のものさしを掴んでください。自ずと生きる目的が行動としてあらわれるように。」

 

 これで、会長の大役の一つをやり遂げました。あとは来月の入学式だけです。今晩は、昨日購入させてもらった「赤 奥播磨」をゆっくりとでも飲ませていただきます。

 

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