とかく生きづらいながらも、足を一歩一歩前へ出していかなければならない。そんな時に杖になるようなエッセイを提供してくれる1冊。現役の住職であり、児童文学作家でもある浅田宗一郎さんは49編に小さな物語を挿入し、より理解しやすい仏の道を説いています。はじめに書かれた、「勝てなくても絶対に負けない世界」への導きの書です。
四苦八苦に苛まれる毎日でも「どっしりとかまえて」生きたい!そんなときの助言として私が受け取ったのは
「今、この縁を大切にしよう」「こだわらない」「何事も肯定的にとらえよう」「平穏に身を置く」
の四点です。また、生きていく上で大切なことは
「夢を持ち続けること」
であり、目標への到達の可能性を日々高めていく努力を怠らない人生を歩むこと。あきらめるとゼロになるので、継続こそが自分を強くしてくれます。人として生きていくには自身の志、理念を曲げずにまっすぐに!というメッセージを強くいただきました。感謝!
『お坊さんが書いた 人生、どっしりとかまえる本 』(浅田宗一郎著、PHP研究所、本体価格1,200円)
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