アバウトなつぶやき

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ドームやきものワールド2006

2006年11月22日 | かんしょう
 昨日(月曜日)にチロちゃんと待望のイベント、ナゴヤドームで開催されていた「ドームやきものワールド」へ行って来ました。
 こういった焼物の催しは全国各地で開かれているようですが、名古屋ドームでは初の開催だった様子です。
 初めて足を踏み入れた、全国各地の焼物が一同に集められた会場。
 焼物好きには興奮するにふさわしい場所でしたので、こういう催しに興味があっても足を運んだ事のない人のために紹介させてくださいませ。

 まず会場です。

 名古屋ドームが焼物のブースで埋め尽くされています。
 テーブルウェア・コンテストが開催されているとのことでそれがお目当てだったのですが、そういったコンテストや展示物は会場内の3分の1。つまり、3分の2はショッピングゾーンだったのです。
 お、おそろしい!
 入場してすぐに思いましたとも。「平常心でいられるわけがない」って…。

 もちろんショッピングゾーンは入場から退場まで、くまなく拝見させてもらったわけですが、まずはテーブルウェアコンテストや企業の展示などをご覧下さいませ♪

 ↑テーブルウェアコンテストのほんの一部です。どうやらクリスマスがテーマだったようです。和風からポップ、エレガントなものまでさまざまなコーディネートが楽しめました。どれも美しくてため息が出ます。

 
 ↑これはNURUMIのブース。さまざまな生活スタイルを想定した提案です。カジュアルな食器も多く、現実的な価格(笑)。

 実はすぐ近くにノリタケのブースがありました。オールド・ノリタケの展示もあり素晴らしかったのですが、あまりの豪華さで現実味ナシ!
 しかし、さすが世界のノリタケ(大倉陶園)。デザインの素晴らしさもさることながら、新しいタイプの器を提案していました。
 中に、オールドノリタケを思わせる流線型のチョコレートセットが展示されていたのですが、実はそれは漆器…というか、ボーンチャイナの素地に蒔絵を施したものだったのです。どうやって手入れするんじゃ~!こんなの!
 横に白い手袋をしたおねえさんが立っていらしたので「すみません、これって持ち上げてはいけないのでしょうか…」と、おそるおそる尋ねてみました。
 そしたら苦笑いして「お手を触れることは出来ません…」とのご返事。そうですよね、重いのかどうかちょっと持ってみたかったんです、、、と思ったら。あらあら「それでは少しだけどうぞ」と言って手の平に載せてくださったのです~(T_T)
 あ、ありがとうございます!
 聞くところによるとこのセット、数百万円するものだそうで…そんな美術品を素手に載せていただいたわけですね。おねえさん、ご心配おかけいたしました~。
 そんなわけで、ノリタケでは傷つけるのがこわかったのでデジカメを触るのはやめてしまいました。はは。

 さて、ショッピングゾーンでございますが。
 全国各地から出店されており、その数300店以上!東海圏のブースが多かったように思いますが、それでもありとあらゆる窯元がひしめき合っています。

 伝統的なものから、新しいデザインのものまで本当にたくさん!年配の作家さんから若手作家までいろいろです。赤いのは山梨の女性作家さん。遠くから見てもこの赤が可愛かったのでパチリ。「九州から1人で車で運んできました!」という20代くらいの女性作家さんもいました。

 そしてこれは、チロちゃんが気に入った窯「俊窯」の作品。

 長崎の窯元だそうです。素地の色を生かしつつ、何種類もの釉薬を上掛けし、一度に焼成したというその色合いは絶妙!
 若い男性が店番をしていて、絵付けの話をしてくれたので彼も作家さんなのでしょう。絵柄がちょっと変わっているものがあったのですが、その絵は新しいセンスのものだと感じました。カップが1つ1万円前後です。

 そして、ワタクシが今回一番心に残ったのはこちら。

 「辻修 窯」
 佐賀の作家さんです。有田焼…になるのかな?

 このブースが目に入った時、あまりに深い藍色だったので驚いてしまいました。
「何?この色!?」と声をあげてしまったのです。
 そしたら話しかけてくるおじさんは、ものすごい調子のイイ軽口を叩くんですよ。あ、怪しい~(ーー;)なんだ?このオヤジ。
 ところが、そのおじさんに言われるまま作品を覗いてみたらまた吃驚。
 もんのすごい細かい筆使いなんです。うわっ、細かい~!でも整ってる!

 この写真で分かりますか?この皿、直径20cmほどしかないんです。
 この色と夜空がすっごくマッチしてる!そしてその夜景を生えさせてるのが下の樹々。枝葉が一本一本丁寧に描かれています。
 感動~!これいくら!?
 …お皿が10万円、手前のカップが7万円でした。無理、、、無理です…。


 この「銀河」と名づけられたシリーズも素敵ですよね?
 このぼかし、この色。まさに銀河ですよ~。
 他にもダジャレシリーズのような作品があったのですが、この作品にしてこの遊び心か、と怪しいおじさんの心意気を認めてしまったのでありました。

 ってわけで。
 「買い物しないぞ!」と言い張ってましたがスミマセン。こんなところにいて何も買わないなんて出来ませんでした。
 でも、買ったのは特価品ばかり^^;
 以前から欲しかったのは小鉢にもなるフリーカップと大皿だったものですから、買うならその形!と決めて歩き回ってみました。(もしも本能のまま歩いてたら…ぶるぶる、考えるだけで恐ろしい。)

 ココ(瀬戸ブース)の織部は発色のイイ緑色をしていて気に入ったんです。本来の深い色よりは明るめですが、やはり普段使いのものは好きな色がグー♪
 焼きムラがあるため市価の3分の1程度の値段になってるそうです。安いよー。1個315円!180万円の茶碗とか見た後ですが、あまりの違いなので比較にもなりません。
 大皿は1000円だし(笑)。和風で、どーんと大きくて、ジャマにならないデザインで、しかもジャスコの食器売り場より安い!
 いや~、いい買い物しました。これくらいなら許される範囲でしょう。

 現実はキビシイですが、目だけは肥やして帰って来ました。
 とにかく面白かったです。入場料を払う価値はありました。
 主催は違うかもしれませんが、こういう焼物フェアは全国の色んな都市で開催されているようですから、お近くで開催された時は行ってみてくださいませ。ただし、くれぐれも予算は立ててからにしましょうね。

「伊勢のみち/桑名のみち」展

2006年11月18日 | かんしょう
 久しぶりにシロウタとお出かけの今日、桑名市博物館の「伊勢のみち/桑名のみち」展に行って来ました。
 桑名市博物館には、以前うちの職場で働いていた女の子、Kちゃんがいるのでちょっと解説してもらえたりしてなかなか優遇です♪

 今回の展示は東海道を中心にした文化財が展示されています。
 東海道の紹介がメインのため、見取絵図や延絵図、名所図、海路図など地図っぽいものが多く展示されています。
 昔の東海道の様子が窺える、わかりやすい作品が多いと感じました。
 中に「菱川師宣」の字を見つけ、「げ、こんな仕事もやってたんだ。そうだよなぁ、好きなもん描いてるだけじゃ食ってけなかったんだろうなぁ」と想像してみたりしました(笑)。※菱川師宣は「見返り美人」を描いた浮世絵画家です。
 江戸幕府の作らせた延絵図は道中の様子が半間位の幅の紙に蒔絵調で描かれています。縮尺はどれも1800分の1。半端な数字ですが、1間=1800mmと思えばなんだかとても数学的。
 つい大きな縮尺で扱いにくかろうに…と思ってしまいますが、なにしろ作った時代が足で計った頃でしょうからねぇ。それくらいでないと書き損ねてしまうのかもしれません。しかし、よくまぁこんなきれいな状態で残ってるもんだ。

 と、絵よりも余計な事が気になったワタクシなのですが、展示の絵の中に宇治橋を描かれたものをいくつか見かけました。
 三重県人にとっては宇治橋というとすぐに伊勢神宮の入り口を想像できる場所です。
 その「宇治橋」が描かれているものには、どれも橋の下で網のようなものを持って橋を見上げている人たちが描かれていました。
 描かれているのが大人だけならば何か神事的な事柄かと思ったのですが、無邪気な子ども達がいる上に俗っぽい姿で描かれています。不思議に思ってKちゃんを呼び、「コレって何やってるところなの?」と訊ねると、「これは物乞いみたいなものなんですよ。」と教えてくれました。

 この宇治橋は俗世と神世を分かつ象徴の橋でもあったために、橋から川に向かって「銭を投げる事で俗を落として」渡る習慣があったようです。 
 この時代、伊勢神宮に旅をしてくる旅行者といえば当然道中に必要なお金を持っているために、追いはぎのような物盗りに狙われる可能性が高かったのだそうです。そのため、その防犯策としてその銭を拾う人たちの行為を許可していたのだとか。
 なるほど、それでどの絵にもその姿が描かれているわけだ。
 華やかな旅の陰で虐げられた生活をしていた人たちの様子まで分かるのは、絵という一目で様子を伝える事の出来る媒体のおかげでもあります。描かれてる事にちょっと目を向けるだけで、こんなにも理解が進むものなんだな、と感心しました。
 うーん、仏教や神道にも明るかったらこれだけの絵からももっと他の事が読み取れるんだろうか…。
 外国の洋画を観るときも、歴史背景や宗教を知ってると理解が進むのと同じなんでしょうね。人生、勉強やのぉ。

 いつもながらゆったり観れるというか、静かというか…。2階には「佐屋公民館」から借りてる札とかあったりして「なんと地域に密着した展示なのだ(笑)」とか感心したりもしましたが、立派な文化財が多数展示されており、もっと人が入っても良いのになぁと思わせられます。
 コレ見た近所の人、一度足を運んでくださいませ。。。

終わった~

2006年11月17日 | せいかつ
 今日は以前にも書いたとおり、小学校の学校公開日。長男のクラスではバームクーヘン作りをしました。
 ワタクシは経験者という事で、Sさんと一緒に朝8時過ぎから準備です。
 次男を保育園に送り届けてから行ったら、すでに何名かお手伝いの人が来てくれてて嬉しかった~。2人だけだったらとてもじゃないけど手が回りません。ありがとうございます!
 今回、またブログで紹介しようと思いデジカメは持っていったのですが、てんてこ舞いでとてもじゃないけどカメラを取り出してる余裕はありませんでした。いやぁ、参った。
 焼くに当たって、本来は大きな竹を2人で回しながら生地をつけていくつもりだったのですが、「手持ち無沙汰になる子が居てはいけない」という先生の配慮からか、子供達全員が細めの竹を使って焼くことになってました。
 まぁ、子供達はみんな我先にとやりたがるから準備に追われる、追われる(笑)。
 そして準備と平行に大きな竹で回しながら焼く数人のお母さま。。。もちろん、ワタクシはそっちに入って焼きました。けっ、煙が目にしみるぜぇ~。
 実は火も弱めだったため焼けるのが遅い上に、子供達は途中で我慢できずにかじってたりするので、ちゃんと層になったのは一部だけ。
 でもね、色んなところで「うめーっ!」「おいしいっ!」って声が上がってました。生地は美味しいんだもんね♪それに外で作れば何でも美味しいよぉ。
 なお、意地でも層になったのを作ってやる!と思ったワタクシは、秘密兵器のガスバーナーで焼いてやったのでちゃんと出来ましたよ^^; おかげで「すご~い、バームクーヘンになってる~」と、声をかけていただけました。ほっ。

 バームクーヘンの画像が無いのでコレをご覧下さいませ。

 コレはですね、三重郡菰野町の厚生病院前にある「パリの洋菓子」という名前のお店のキャラメルロールケーキです。
 先日、YOちゃんが「i-boshiさん、本をありがとうございました♪」って言ってお礼にくれたんだけど、ものすごくふんわりしてたので驚きました。
 本を貸してお礼をもらうのは本当に申し訳ないんだけど、遠慮なくいただいて正解でした。ありがとう!めっちゃ美味しかった!でも、この次はナシにしてね~^^;

親子ペア

2006年11月14日 | しゅげい
 この数日、裁縫箱の周りを片付けてました。
 片付けるってのはですね、裁縫箱の横に家族中の修理しなきゃいけない服が積んであったんですよ。ゴムを入れ替えたり、縫い付けたり、ボタン付けしたり、裾をかがったり…。
 裁縫は好きな方なんだけど、この「直す」作業って大嫌い!
 まぁ、そのせいでいつまでも溜め込んであったわけですが、こんな事ばかりやってると反動で「何か作りてぇ~!!」ってなっちゃうんです。手をつけて無い布なら山ほどありますからね^^;

 今日は保育園の参観日のようなものがあったわけですが、昨日、「よし!明日は次男とペアで行ってやる!」と思い立ちまして、イージーパンツを作ってみました。
 布はこれ(右)↓

 綿なのですが軽く起毛していて、今の季節にぴったりです。
 この布、ブルーの方は長男が3才のときに作った服の生地なんです。
 その時も「ペアにしよう」って思ったのですが、長男はこの服をお気に召さなかったようであまり着てくれなかったので作るのやめちゃったんですよね。
 で、本棚から古ーい雑誌を引っ張り出して裁断。残しておいて良かったよ。
 ウェストゴムで脇縫いの無いズボンって、前後同じ型紙を使えますから超簡単!
 少し前に同じ作り方の次男のズボンを作ったために手順は頭に入ってましたから、1時間で出来ました。
 単なるイージーパンツに見せないためには…よし小物だ。
 歯医者のついでに100円ショップに寄って薄っぺらい105円のマフラーを買い(今や100円ショップのマフラーは525円のものが主流)、同じ生地を縫い付けてやりました。「これで明日はペアルックじゃ~。」

 で、今日はコレ着て行きました。いかにも親バカ~。

焦った…

2006年11月13日 | せいかつ
 夕方、姪っ子が算数の教科書を持って現れました。
 「この問題、教えて~。」
 姪は小学5年生。三角形の総和は習ったそうで、計算で(あ)の角度を求めるというのです。
 右にその問題を書いてみましたが、いかがでしょうか。緑の部分は折り紙として考えてください。
 えっ、頭回らん…。分度器持って来ようかいな。
 しばらく考えてからとても単純な問題だと気づきましたが、普段使ってなかった頭はすぐには回りませんでした。いや~、参った。
 子供の頃、親に算数を尋ねたら「えぇ?ここにマイナス使ったらダメなん?あー、、、自分で考えな!」と面倒がられたのを思い出しました。今なら、親の気持ちが分かる…。
 しかし、あの時の自分の気持ちも忘れて無いワタクシとしては出来るだけ教えてあげたい。でも、、、気持ちだけではダメなんだよねぇ。
 まだ小5だから教えられるけど、中学になったら自信ないよ…。