昨日(月曜日)にチロちゃんと待望のイベント、ナゴヤドームで開催されていた「ドームやきものワールド」へ行って来ました。
こういった焼物の催しは全国各地で開かれているようですが、名古屋ドームでは初の開催だった様子です。
初めて足を踏み入れた、全国各地の焼物が一同に集められた会場。
焼物好きには興奮するにふさわしい場所でしたので、こういう催しに興味があっても足を運んだ事のない人のために紹介させてくださいませ。
まず会場です。
名古屋ドームが焼物のブースで埋め尽くされています。
テーブルウェア・コンテストが開催されているとのことでそれがお目当てだったのですが、そういったコンテストや展示物は会場内の3分の1。つまり、3分の2はショッピングゾーンだったのです。
お、おそろしい!
入場してすぐに思いましたとも。「平常心でいられるわけがない」って…。
もちろんショッピングゾーンは入場から退場まで、くまなく拝見させてもらったわけですが、まずはテーブルウェアコンテストや企業の展示などをご覧下さいませ♪
↑テーブルウェアコンテストのほんの一部です。どうやらクリスマスがテーマだったようです。和風からポップ、エレガントなものまでさまざまなコーディネートが楽しめました。どれも美しくてため息が出ます。
↑これはNURUMIのブース。さまざまな生活スタイルを想定した提案です。カジュアルな食器も多く、現実的な価格(笑)。
実はすぐ近くにノリタケのブースがありました。オールド・ノリタケの展示もあり素晴らしかったのですが、あまりの豪華さで現実味ナシ!
しかし、さすが世界のノリタケ(大倉陶園)。デザインの素晴らしさもさることながら、新しいタイプの器を提案していました。
中に、オールドノリタケを思わせる流線型のチョコレートセットが展示されていたのですが、実はそれは漆器…というか、ボーンチャイナの素地に蒔絵を施したものだったのです。どうやって手入れするんじゃ~!こんなの!
横に白い手袋をしたおねえさんが立っていらしたので「すみません、これって持ち上げてはいけないのでしょうか…」と、おそるおそる尋ねてみました。
そしたら苦笑いして「お手を触れることは出来ません…」とのご返事。そうですよね、重いのかどうかちょっと持ってみたかったんです、、、と思ったら。あらあら「それでは少しだけどうぞ」と言って手の平に載せてくださったのです~(T_T)
あ、ありがとうございます!
聞くところによるとこのセット、数百万円するものだそうで…そんな美術品を素手に載せていただいたわけですね。おねえさん、ご心配おかけいたしました~。
そんなわけで、ノリタケでは傷つけるのがこわかったのでデジカメを触るのはやめてしまいました。はは。
さて、ショッピングゾーンでございますが。
全国各地から出店されており、その数300店以上!東海圏のブースが多かったように思いますが、それでもありとあらゆる窯元がひしめき合っています。
伝統的なものから、新しいデザインのものまで本当にたくさん!年配の作家さんから若手作家までいろいろです。赤いのは山梨の女性作家さん。遠くから見てもこの赤が可愛かったのでパチリ。「九州から1人で車で運んできました!」という20代くらいの女性作家さんもいました。
そしてこれは、チロちゃんが気に入った窯「俊窯」の作品。
長崎の窯元だそうです。素地の色を生かしつつ、何種類もの釉薬を上掛けし、一度に焼成したというその色合いは絶妙!
若い男性が店番をしていて、絵付けの話をしてくれたので彼も作家さんなのでしょう。絵柄がちょっと変わっているものがあったのですが、その絵は新しいセンスのものだと感じました。カップが1つ1万円前後です。
そして、ワタクシが今回一番心に残ったのはこちら。
「辻修 窯」
佐賀の作家さんです。有田焼…になるのかな?
このブースが目に入った時、あまりに深い藍色だったので驚いてしまいました。
「何?この色!?」と声をあげてしまったのです。
そしたら話しかけてくるおじさんは、ものすごい調子のイイ軽口を叩くんですよ。あ、怪しい~(ーー;)なんだ?このオヤジ。
ところが、そのおじさんに言われるまま作品を覗いてみたらまた吃驚。
もんのすごい細かい筆使いなんです。うわっ、細かい~!でも整ってる!
この写真で分かりますか?この皿、直径20cmほどしかないんです。
この色と夜空がすっごくマッチしてる!そしてその夜景を生えさせてるのが下の樹々。枝葉が一本一本丁寧に描かれています。
感動~!これいくら!?
…お皿が10万円、手前のカップが7万円でした。無理、、、無理です…。
この「銀河」と名づけられたシリーズも素敵ですよね?
このぼかし、この色。まさに銀河ですよ~。
他にもダジャレシリーズのような作品があったのですが、この作品にしてこの遊び心か、と怪しいおじさんの心意気を認めてしまったのでありました。
ってわけで。
「買い物しないぞ!」と言い張ってましたがスミマセン。こんなところにいて何も買わないなんて出来ませんでした。
でも、買ったのは特価品ばかり^^;
以前から欲しかったのは小鉢にもなるフリーカップと大皿だったものですから、買うならその形!と決めて歩き回ってみました。(もしも本能のまま歩いてたら…ぶるぶる、考えるだけで恐ろしい。)
ココ(瀬戸ブース)の織部は発色のイイ緑色をしていて気に入ったんです。本来の深い色よりは明るめですが、やはり普段使いのものは好きな色がグー♪
焼きムラがあるため市価の3分の1程度の値段になってるそうです。安いよー。1個315円!180万円の茶碗とか見た後ですが、あまりの違いなので比較にもなりません。
大皿は1000円だし(笑)。和風で、どーんと大きくて、ジャマにならないデザインで、しかもジャスコの食器売り場より安い!
いや~、いい買い物しました。これくらいなら許される範囲でしょう。
現実はキビシイですが、目だけは肥やして帰って来ました。
とにかく面白かったです。入場料を払う価値はありました。
主催は違うかもしれませんが、こういう焼物フェアは全国の色んな都市で開催されているようですから、お近くで開催された時は行ってみてくださいませ。ただし、くれぐれも予算は立ててからにしましょうね。
こういった焼物の催しは全国各地で開かれているようですが、名古屋ドームでは初の開催だった様子です。
初めて足を踏み入れた、全国各地の焼物が一同に集められた会場。
焼物好きには興奮するにふさわしい場所でしたので、こういう催しに興味があっても足を運んだ事のない人のために紹介させてくださいませ。
まず会場です。
名古屋ドームが焼物のブースで埋め尽くされています。
テーブルウェア・コンテストが開催されているとのことでそれがお目当てだったのですが、そういったコンテストや展示物は会場内の3分の1。つまり、3分の2はショッピングゾーンだったのです。
お、おそろしい!
入場してすぐに思いましたとも。「平常心でいられるわけがない」って…。
もちろんショッピングゾーンは入場から退場まで、くまなく拝見させてもらったわけですが、まずはテーブルウェアコンテストや企業の展示などをご覧下さいませ♪
↑テーブルウェアコンテストのほんの一部です。どうやらクリスマスがテーマだったようです。和風からポップ、エレガントなものまでさまざまなコーディネートが楽しめました。どれも美しくてため息が出ます。
↑これはNURUMIのブース。さまざまな生活スタイルを想定した提案です。カジュアルな食器も多く、現実的な価格(笑)。
実はすぐ近くにノリタケのブースがありました。オールド・ノリタケの展示もあり素晴らしかったのですが、あまりの豪華さで現実味ナシ!
しかし、さすが世界のノリタケ(大倉陶園)。デザインの素晴らしさもさることながら、新しいタイプの器を提案していました。
中に、オールドノリタケを思わせる流線型のチョコレートセットが展示されていたのですが、実はそれは漆器…というか、ボーンチャイナの素地に蒔絵を施したものだったのです。どうやって手入れするんじゃ~!こんなの!
横に白い手袋をしたおねえさんが立っていらしたので「すみません、これって持ち上げてはいけないのでしょうか…」と、おそるおそる尋ねてみました。
そしたら苦笑いして「お手を触れることは出来ません…」とのご返事。そうですよね、重いのかどうかちょっと持ってみたかったんです、、、と思ったら。あらあら「それでは少しだけどうぞ」と言って手の平に載せてくださったのです~(T_T)
あ、ありがとうございます!
聞くところによるとこのセット、数百万円するものだそうで…そんな美術品を素手に載せていただいたわけですね。おねえさん、ご心配おかけいたしました~。
そんなわけで、ノリタケでは傷つけるのがこわかったのでデジカメを触るのはやめてしまいました。はは。
さて、ショッピングゾーンでございますが。
全国各地から出店されており、その数300店以上!東海圏のブースが多かったように思いますが、それでもありとあらゆる窯元がひしめき合っています。
伝統的なものから、新しいデザインのものまで本当にたくさん!年配の作家さんから若手作家までいろいろです。赤いのは山梨の女性作家さん。遠くから見てもこの赤が可愛かったのでパチリ。「九州から1人で車で運んできました!」という20代くらいの女性作家さんもいました。
そしてこれは、チロちゃんが気に入った窯「俊窯」の作品。
長崎の窯元だそうです。素地の色を生かしつつ、何種類もの釉薬を上掛けし、一度に焼成したというその色合いは絶妙!
若い男性が店番をしていて、絵付けの話をしてくれたので彼も作家さんなのでしょう。絵柄がちょっと変わっているものがあったのですが、その絵は新しいセンスのものだと感じました。カップが1つ1万円前後です。
そして、ワタクシが今回一番心に残ったのはこちら。
「辻修 窯」
佐賀の作家さんです。有田焼…になるのかな?
このブースが目に入った時、あまりに深い藍色だったので驚いてしまいました。
「何?この色!?」と声をあげてしまったのです。
そしたら話しかけてくるおじさんは、ものすごい調子のイイ軽口を叩くんですよ。あ、怪しい~(ーー;)なんだ?このオヤジ。
ところが、そのおじさんに言われるまま作品を覗いてみたらまた吃驚。
もんのすごい細かい筆使いなんです。うわっ、細かい~!でも整ってる!
この写真で分かりますか?この皿、直径20cmほどしかないんです。
この色と夜空がすっごくマッチしてる!そしてその夜景を生えさせてるのが下の樹々。枝葉が一本一本丁寧に描かれています。
感動~!これいくら!?
…お皿が10万円、手前のカップが7万円でした。無理、、、無理です…。
この「銀河」と名づけられたシリーズも素敵ですよね?
このぼかし、この色。まさに銀河ですよ~。
他にもダジャレシリーズのような作品があったのですが、この作品にしてこの遊び心か、と怪しいおじさんの心意気を認めてしまったのでありました。
ってわけで。
「買い物しないぞ!」と言い張ってましたがスミマセン。こんなところにいて何も買わないなんて出来ませんでした。
でも、買ったのは特価品ばかり^^;
以前から欲しかったのは小鉢にもなるフリーカップと大皿だったものですから、買うならその形!と決めて歩き回ってみました。(もしも本能のまま歩いてたら…ぶるぶる、考えるだけで恐ろしい。)
ココ(瀬戸ブース)の織部は発色のイイ緑色をしていて気に入ったんです。本来の深い色よりは明るめですが、やはり普段使いのものは好きな色がグー♪
焼きムラがあるため市価の3分の1程度の値段になってるそうです。安いよー。1個315円!180万円の茶碗とか見た後ですが、あまりの違いなので比較にもなりません。
大皿は1000円だし(笑)。和風で、どーんと大きくて、ジャマにならないデザインで、しかもジャスコの食器売り場より安い!
いや~、いい買い物しました。これくらいなら許される範囲でしょう。
現実はキビシイですが、目だけは肥やして帰って来ました。
とにかく面白かったです。入場料を払う価値はありました。
主催は違うかもしれませんが、こういう焼物フェアは全国の色んな都市で開催されているようですから、お近くで開催された時は行ってみてくださいませ。ただし、くれぐれも予算は立ててからにしましょうね。