アバウトなつぶやき

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友人の結婚

2006年02月02日 | せいかつ
 よく、うちのブログに登場する友人シロウタ。
 ワタクシが小学3年生の時に、実家が今の場所に引っ越した時からの友人です。
 彼女とは進む道が違った事もあって、若い頃は頻繁に会っていたわけではなかったのですが、感じ方や考え方、興味の方向が似ていたこと、それとお互いに筆まめだったこともあって付き合いだけは長い間保って来ました。
 シロウタは性格がちょっと臆病です。すごい才能の持ち主なのですが、それを誇示するどころか「特別扱いしないで欲しい」と思っている節があります。本当に、傍で見ていてもったいないと思わずにいられないほど。
 まさに博学という言葉は彼女のためにあるようなもので、数カ国語を操る。新聞には端から端まで目を通すからニュースはもちろん政治・経済、果てはゴシップまで知っている。美術や国文に興味を持ち、短歌や俳句が好きで、新聞や雑誌で賞までとってしまう。
 でも、生来持って生まれた性格のせいで「才女」というバリバリイメージからは程遠い生活を送っているのがシロウタ。
 疲れるのはイヤなの…と、家でクチコミの家庭教師をして生計を立てています。それだけの能力があれば、世界を駆け回って活動していても不思議じゃないのに…と思うのですが、それをあえて無理しないのが彼女の彼女らしいところなんでしょう。
 争いごとが本当に嫌いで、他人を責める位なら自分が我慢してしまいます。人に裏切られても「そうさせてしまったのは自分に原因があるのかも」とか「許してあげないのはひどい事かしら」と思ってしまう。
 そんなシロウタを見ていると、心配になることもしばしば。
 あなたの身の回りにはいませんか?純粋すぎるために損をしているような人。
 ワタクシはシロウタを友人の立場から心配したり、応援したりする事はあります。でも、残念ながら家族ではないのです。
 シロウタは「自分とずっと一緒に居てくれる人」を求めていました。

 そんな彼女が結婚しました。
 昨秋知り合って、この2月に入籍。
 あっという間に思えるけれど、彼女の話を聞く限りでは心を許しあえる相手のように思えます。
 かなりの年上で、趣味もしてきた生活も違うけれど、人間として大事なものを持っている人だと聞いています。彼女の相手にはその部分がもっとも必要だと思っていたので、心から喜んでいるワタクシです。
 まだ紹介してもらっていないのですが、きっと良い人なのでしょう。
 今日(更新してるのは翌日なので、すでに昨日ですが)、2人で撮った入籍記念の写真を見せてもらったら、お仏壇の前で並んで座っている写真でした。亡くなったシロウタのお父さんも喜んでいる事でしょう。

 これを読んで「おめでとう」と思ってくれた方、いらっしゃったら知人でなくても結構です。コメントに一言いただけませんか。
 シロウタは言葉を宝物のように思える人です。きっと喜ぶと思います。