島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

タカノツメ(実)

2016-09-18 10:05:19 | 植物
やっちまった。w
去年の11月21日の記事に『「タカノツメ」の花を狙う』みたいな事を書いていたのに、すっかり忘れていた。
もう花も終わって実になっちまったい。w
花期は6月頃か。
名前の由来となった冬芽をこれからは狙ってみて、来年の6月忘れないように花を探してみるか。
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第61回 諫早市小・中学校科学展

2016-09-16 10:20:53 | 雑談・その他
昨日のお休みにちょっとだけ足を伸ばして、「諌早市美術・歴史館」に行ってきました。
目的はコレ。

表題にもなっていますが、今日9月16日(金)まで開催の「第61回 諫早市小・中学校科学展」を見学するためです。
島原市でも毎年「島原市小中学校合同科学作品展」が開催されていますが、いつも土日の2日間のみの開催です。
今年も9月10日、11日の土日開催で、私が見に行く事は出来ませんでした。
諫早市の展示は9月10日(土)からの今日の16日(金)までの一週間開催期間があったので、昨日行く事が出来ました。(島原でも最低一週間開催してくれないかなぁ〜。)

展示会場内の画像です。
係の方がいなかったので、撮影して良いかどうか聞きようが無かったのですが、全体的なものだけ数枚撮影しました。
一応、「誰・どこの」といった個人情報が分からないように撮影したつもりです。
昆虫標本や植物標本といった一昔前に人気だった標本系はありませんでした。
自然系のものとしては替わりに、自然調査の内容のものがありました。
公園の植物・昆虫調べだったり、川の水質を調査したものです。
小学生ではアリの行動を調べたものが多かったのですが、課題だったのかな。
他には、実験系やデータ収集系のものが見受けられました。
館の夏休みのイベントとして実施できそうなものは見つけられませんでしたが、一つだけ『面白そうだな』と思えるものがありました。
今後うちでも実施するかも知れないので秘匿しておきます。
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案内色々

2016-09-14 15:50:59 | 雑談・その他
今日はどういうわけか、中学校が2校来館しました。
1校は地元の中学校で、事前に連絡があり、案内する予定になっていました。
しかし、私は今日遅番で出勤した時には所長さんが案内して下さっていました。(表紙写真)

もう1校は宮崎先生と桃下先生のお二人で案内をしていた学校なのですが、本当はあざみ谷に行く予定が雨でコース変更になったそうです。
急遽、館内の案内を頼まれ、しどろもどろでしたが無事大役を果たせました。
ただし、自分が案内したので写真はありません。
館内案内後、宮崎先生が地獄の案内をするというので、後学のため後ろからついてまわりました。
雲仙での勤務が始まり1年以上経過していますが、まだまだ知らない事は多いと実感しました。
あと、やはり館内案内での実経験が不足しているなぁ。
NCだとお客さんの反応を見ながら、スラスラと口から言葉が出てくるのに。
雲仙の案内だと考えながら、お客さんの反応を見る余裕もなく、喋っているうちに何を言いたかったのか忘れてしまう。
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卵ねこ

2016-09-13 14:27:25 | 雑談・その他
昨日、山登りに行って新しい自然情報を収集して来ようと思っていたのですが、停滞する秋雨前線の影響で1日中雨。
昼食と買い出し以外の外出はせず、自室に引き蘢っていました。
さて、撮り貯めた情報もネタが切れてしまったので、久しぶりに地獄に出掛けてきました。
う〜ん、目新しい自然情報が見つからない〜。
そんな時に見つけたのが、雲仙地獄に住まう野良猫です。(表紙写真)
私自身は猫よりも犬派の人間です。
が、昨今の猫人気にあやかってみようと撮影してきました。
地獄に住まう野良猫は、観光のお客さんからもらう温泉卵で糧を得ています。(それだけではないでしょうが)
そこで私は勝手に「卵ねこ」と命名し、そう呼んでいます。
これからの季節、寒さが厳しくなってくる雲仙においても地熱で暖かい地獄で、彼らは悠々自適に暮らしています。
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アカギカメムシ

2016-09-11 12:51:45 | 昆虫
夏休みに「雲仙のチョウのお話」をお願いした酒井先生から、宝原園地に南方系の珍しい昆虫がいると聞いて、探してきました。
一度目は見つける事が出来ず、二度目にしてようやく発見しました。
カメムシの仲間、キンカメムシ科の「アカギカメムシ」です。
東洋区に広く分布し、日本では九州南部から沖縄にかけて生息します。
つまり九州北部の長崎では珍しい種なのです。
先生のお話では5,6年前に大発生して以来の観察だそうです。
お話では数年置きに発生しているらしいのですが、その原因は分かっていないとのこと。
“アカギ”の名前は植物のアカギ(トウダイグサ科)に寄生するということに由来していますが、アカギに寄生するのは間違いで、アカメガシワ(トウダイグサ科)に寄生します。
そこで一度目は宝原園地内のアカメガシワを見て回ったのですが発見できず、二度目に集まっているアカメガシワの木を発見しました。
面白い事にその一本以外には園内のアカメガシワには一匹もついていません。
図鑑などを見ると背中の紋様が違っているように見えますが、これは個体差だそうで、背中の紋様は大きく変異するそうです。
表紙の写真は、丁度交尾中を撮影できました。
雌はこの後、アカメガシワの葉っぱに産卵し、そのままその場所に留まり卵を保護します。
保護している所の写真も見せていただきました。
表紙写真の奥にはアカメガシワの実も映っていますが、この実の汁を吸っているのではないかとも仰っていました。
同じ木の葉っぱには幼虫が集まっていました。

アカギカメムシの仲間は集団を作ることがあります。
ただし、通常のカメムシと違って臭い匂いを出す事はありません。
そして、幼虫の背中を見て思い出したのですが、「テレビで見た事ある!」
確か背中の模様が、お相撲さんの顔に見えるって紹介されてた。w
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お知らせとお願い

2016-09-10 12:55:49 | 雲仙
一週間ちょっと前、TV番組「マツコの知らない世界」で“カステラサイダー”が紹介された。
発売されたのはずっと前で、当初私も飲んで、すっごい甘かったのを覚えている。
それ以降すっかり忘れていたのだが、TVの力ってのは凄いものだ。
放送された後からワイプで抜かれた「田浦酒店」を尋ねて来る方が急増した。
そこでお知らせなのだが、ここ数年田浦酒店は開いていません。
少なくともこの1年間は閉まったままです。
では、“カステラサイダー”は雲仙で手に入らないのか?
そう言えば以前、雲仙温泉街唯一の信号機がある交差点に構える湯せんぺい屋「遠江屋(とおとみや)」さんに売っていた記憶がある。
今日、昼飯のお弁当を買いに行った際に在庫状況を聞いてきた。
残念ながら在庫はなくなったとのこと。
聞けば販元にもないとのこと。
いや、雲仙ロープウェイの売店にまだ在庫があった筈。
早速電話して問い合わせてみた。
「まだ、ある。」とのこと。
よかった。
そこで、これから“カステラサイダー”目的で来仙しようというお客様にお願いです。
温泉街での入手は困難です。
ご足労ではありますが、仁田峠まで・雲仙ロープウェイさんの売店まで足を運ばれて下さい。
ちなみに表紙の写真が田浦酒店です。
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しっぽ

2016-09-07 13:50:05 | 動物他
夏休みが終わって、ようやく後片付けに手が回るようになった。
アウトドアキッチンの後片付けに白雲の池を訪れた時の事です。
まずは表紙の写真、赤丸の中に尻尾が映っています。
この尻尾の正体は、「ヤマカガシ」という蛇です。
日向ぼっこをして寝ていたところを私に見つかりました。
本当は全身が見えていたのですが、カメラの起動に手こずっているうちに逃げられました。
さすがに尻尾を引っ張って全身を出す勇気は私にはありませんでした。

つづいてはこちらの尻尾です。
太くて毛に覆われ、ちょっと短いかな。
毛に覆われている時点でほ乳類のものだと推察できます。
白雲の池のボート小屋に逃げ込んでいました。
その数秒前の姿がこちら。

イタチです。
全体に対して尻尾が短めなので、日本産のイタチだと思います。(チョウセンイタチではない。)
※あくまで私の推測です。誰かに確かめたわけじゃありません。
近くでアヒルが歩いていた(上陸していた)ので、狙われていたんじゃないかと心配になりました。
その後、イタチはボート小屋の裏、山手の方に逃げて行きました。
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台風とセンニンソウ

2016-09-07 12:37:51 | 植物
台風12号は深夜1時に長崎市に上陸したそうだが、その時はぐっすり夢の中だった。
朝、起きた時には福岡まで進んでいた。
万全の体制でのぞんだ台風12号はたいした事無く、被害もほぼ無かった。
12号が過ぎ去ったかと思えば、すぐに13号が出来た。
13号は長崎県の方には来ないらしいが、影響で今日の午後から雨になる予報だ。
これまた台風の影響で南から暖かく湿った空気が流れ込んで不安定な天気になるらしい。
また、暖かく湿った空気のおかげで今朝から蒸し暑い。
12号が過ぎたくらいから夏に戻ったかのような気温だ。

さて、先日宝原園地で見つけた「ボタンヅル」を紹介したが、近所で「センニンソウ」を見つけた。
ボタンヅルとセンニンソウは葉っぱで見分けると書いたものの、過去のセンニンソウの写真では葉っぱがよく分からない。
そこで葉っぱを撮影してきました。

葉っぱの形が違ったり、鋸歯がないのが分かります。
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臨時休館のお知らせ

2016-09-04 14:33:48 | Weblog
台風12号接近のため、本日15時から臨時休館となります。
また、明日15日(月)も引き続き休館が決定しております。
近づいて来る速度がゆっくりなので、万全の台風準備が出来ました。
おそらく館周辺では大きな被害は出ないものと考えております。
なお、6日(火)は私は駐車場勤務となっているので、次回の更新は早くても7日(水)になると思います。
表紙写真は白雲の池のアヒルたちです。
マガモに似た毛色をしていますが、家禽化しているのでアヒルで良いでしょう。
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ボタンヅル

2016-09-04 10:29:32 | 植物
宝原園地で見つけてきました。
日当りの良い山野に生えるキンポウゲ科のつる植物「ボタンヅル」です。
半低木状多年草で、基部は木質化しています。
8〜9月に直径2センチほどの白い花が群がって咲きます。
花には花弁がなく、花弁状の萼片が4個あります。
萼片の外側には白く長い毛があります。
果実はそう果で、先端に花のあとのびて羽毛状になった花柱が残り、風に乗って散布されます。
「このブログではまだ紹介していなかった筈。」と検索をかけてみると、よく似た同じキンポウゲ科の「センニンソウ」を紹介していました。(2008年8月23日記事)
なるほど、つる性といい、花もよく似ている。
しかし、決定的に違うのが葉でした。
ボタンヅルは、3枚の小葉からなる三出複葉で対生し、不揃いで大きな鋸歯があります。
センニンソウは、5枚内外の小葉からなる奇数羽状複葉で対生し、鋸歯がないのです。
センニンソウの葉っぱをよく見えるように撮影しておけば良かった。
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