島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

眉山登山会55

2013-11-16 14:51:56 | 眉山
本日、「眉山登山会」を開催しました。
11月は決まってお昼を山頂で頂きます。
ここ数日の冷え込みがおさまったおかげで、そこまで寒くはありませんでした。
PM2.5の影響もあって、山頂からの眺めはあまり利きませんでした。
せいぜい島原半島までで、諌早湾の干拓堤防や対岸の熊本まで見えませんでした。
ですが、植物や島原大変など歴史のお話など様々な解説をしました。
先月よりも紹介できる植物の実は減っていましたが、アオキ、ヤブツバキ、アカガシのドングリなどがありました。
とりあえず、今年の眉山登山会は今回で終了です。
来年の3月から春シーズンを再開します。
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マルバツユクサの閉鎖花

2013-11-15 11:30:40 | 植物
「ツユクサ」自体は割りと初期の記事(2008年7月3日)で紹介しました。
同じ仲間で、花の色が若干淡く、名前のとおり葉が丸い「マルバツユクサ」です。
マルバツユクサには特異的な形質が知られています。(私は先生の話を聴くまで知りませんでした。w)
それは地上部だけでなく、地下部においても花を咲かせるということです。
地下の花の事を“閉鎖花”と呼びます。
根を掘ってみると白色の茎に白色の球を節ごとつけています。

これが“閉鎖花”です。
閉鎖花は苞に包まれ、苞の中で自家受精して果実を作る事が出来ます。
これがツユクサをいくら除草しても無くならない理由です。
(なるほど!そうだったのか!!)
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サツマニシキの翅

2013-11-14 16:32:29 | 昆虫
さて、芥様私邸を見学している折、写真のような綺麗な翅を見つけた。
昆虫の翅に間違いないだろうが、何の翅だろう?
参加者と一緒に頭をひねったが答えが出よう筈もなく、写真を撮影してセンターへ持ち帰った。
早速手持ちの図鑑を捲ってみると、中表紙に答えが出ていた。
マダラガ科の「サツマニシキ」という蛾の仲間だ。(中薗ARに確認済み)
成虫は6月と10月の年2回発生し、昼飛性である。
生きている個体を捕まえると、胸から悪臭のする泡を出すそうだが、写真をご覧のとおりすでに死んでいる。
幼虫の食草が「ヤマモガシ」で、講師の宮崎先生が解説していた樹木と合致した。(本日更新の「ハキダメギク」参照)
卵を産みに来ていたのだろうか。
ちなみに「日本の蛾で最も美しい」と言われているそうだ。
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ハキダメギク

2013-11-14 13:30:16 | 植物
普賢岳のコースタイムや、眉山の紅葉情報を掲載している間にどこまで話したのか忘れてしまいました。
深江町の諏訪神社社叢で「ギンモクセイ」まで紹介しましたね。
今回は布津町の芥様の私邸にお邪魔した所から始めます。
立派な私宅庭園を見学させて頂きましたが、列の一番後ろにいたので、ほとんど何も聞き取れず。
「ヤマモガシ」や「シマニシキソウ」のお話をしていたと思うのですが、どれがそれだったのか写真も撮影できず、何を話されたのかさっぱりです。(すみません;;)
ようやく追いついた時には「ハキダメギク」のお話をしていました。

熱帯アメリカ原産のキク科1年草です。
大正年代に東京世田谷の掃き溜めで、牧野富太郎が発見したのでこの名前がつきました。
(牧野富太郎・・・『日本の植物学の父』と言われる、植物学者。)
第二次世界大戦後に急激に各地に広まりました。
窒素分の多いごみ捨て場や道ばた、畑のわきなどに繁茂しています。
花期は6~11月、頭花は直径5ミリほどで、外側に白い舌状花が5個並んでいます。
舌状花の先は3つに切れ込んでいます。
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眉山の紅葉情報

2013-11-13 13:46:21 | 眉山
昨日、眉山登山会の下見に登ってきました。
山頂からの景色です(島原市街地方向)。

結構、紅葉が進んでいます。
落ち葉も目立つようになってきました。
昨日・今日と景色はよく見えます。
表紙の写真は、つい先程撮影してきた眉山の様子です。
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普賢岳登山コースタイム

2013-11-12 15:08:08 | 雲仙
先日登ってきた普賢岳の報告です。
写真に時間を記述しておきましたので、何かの折りに参考にして下さい。
5分刻みで時刻は表示していますが、丁度だったわけではありません。(端数切り上げ、もしくは切り捨てています。)
まずは池の原にある妙見駐車場です。

ここから仁田峠まで登ります。

約45分かかりました。
すでに妙見岳山頂付近の紅葉が終わっているのが、ここからでも分かります。w
さらに妙見岳に登ります。(ロープウェイには乗りません。)

妙見神社に到着です。
池の原から仁田峠までと同じく45分かかりました。
妙見神社の脇から国見岳方向へ向かいます。
国見岳を登っている人が見えましたが、見ているこっちが恐ろしくなります。
てことで国見岳はパス!
鬼人谷へ下ります。

35分かかりました。
昨年5月に開通した新道を歩きます。

鳩穴分れに着きました。
ここまで鬼人谷口から30分ですね。
鳩穴分れから先、立岩の峰までは人一人分の狭い道しかないので、一方通行になっています。

20分で狭い道を抜けました。
立岩の峰が、平成新山に一番近づける場所です。
立岩の峰からさらに20分進むと普賢岳山頂に着きます。

15分ほど山頂で休憩し、下山を開始しました。

ですから、あざみ谷まで45分くらいかかっています。

あざみ谷から仁田峠までは20分かかりました。
当日の駐車場の混み具合です。

もうヘトヘトですが、さらに45分かけて池の原まで下りました。
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ギンモクセイ

2013-11-11 13:08:12 | 植物
深江町の諏訪神社社叢に植えられた「ギンモクセイ」です。
中国原産のモクセイ科の常緑小高木です。
キンモクセイに対して、花が白っぽいのでこの名前がつきました。
中国名は「桂花」です。
庭木などによく利用されています。
10月、葉のわきに芳香がある小さな白い花を束生します。
雌雄異株で、日本には雄株しか渡来しておらず、実がなりません。
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ホルトノキ

2013-11-10 13:18:39 | 植物
深江町の諏訪神社での樹木観察は続きます。
お次は、暖地の常緑樹林内に生えるホルトノキ科の常緑高木「ホルトノキ」です。
庭木、器具、建材、染料などに利用されます。
公害に強いために、街路樹や公園樹としても植えられます。
特徴は、常緑の葉に混じった紅葉です。
葉の形はヤマモモに似ていますが、紅葉した古い葉が一年中混じっているために見分けがつきます。
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自主回収、その後

2013-11-10 10:21:55 | 雑談・その他
10月13日の記事に、はごろもフーズの「シーチキンマイルド」シリーズに自主回収がかかっている話題を取り上げました。
はごろもフーズから返信がありましたので、お知らせします。
商品の金額分の返納と、図書券が入っていました。
こんなことは初めてだったので当たり前のことかも知れませんが、「ちゃんと返ってくるんだなあ~」と感心してしまいました。w
まあ、3缶入り1個分なので高が知れていますが、これが全国何万個分の対応をしなければならないと考えると結構な金額だよなあ~。
はごろもフーズさんに「領収しました。」とお伝えします。w
これはこれとして、逆にちょっと気掛かりなことが・・・。
運を使い果たして、『今年の年末ジャンボ宝くじ、当たりそうにないな~。』
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チシャノキ

2013-11-09 14:17:03 | 植物
深江町の諏訪神社では、他にも数種類の樹木を解説していただきました。
写真中央に映っている、ちょっと白っぽい幹の樹木は「チシャノキ」です。
暖地の山地に生えるムラサキ科の落葉高木です。
葉や樹皮などが柿の木に似ていることから「カキノキダマシ」の別名があります。
材が非常に堅いことから、昔は銃の台座に使われていたそうです。
さて、非常に発音のしにくい「チシャノキ」ですが、その語源は「若葉が食用になり、その味が野菜の『チシャ』に似ていることから」だそうです。
『チシャ』という名前の野菜を、私は知りません。
国語辞典で調べてみると、「緑色で、しゃもじ形の葉をもつ一年草。サラダなどに使うサラダ菜・レタスなど」とありました。
レタス味なのか。
コメント (2)
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