島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

6月月学習会「地震学習会」報告

2024-06-09 10:15:49 | イベント
24.6.9(日) 天気;雨 気温;21℃
 昨日のお昼前から昼過ぎにかけて一度雨が降り、その後夕方まで止んでいました。「路面乾いてきてるな〜」と思いながら閉館していると再び雨が降り始め、今朝に至ります。
 今日のお昼から曇りマークになっていますが、この霧は晴れるのでしょうか?

 昨日「地震学習会〜近年に起きた地震について学ぼう!〜」を開催しました。
 事前予約は定員オーバーの24名だったのですが、キャンセルやら当日飛び込みやらで最終的には22名の方が参加してくださいました。(キャンセル待ちをお願いしていた方にもご参加いただきました。)
 言わずもがな、今回の学習会のきっかけは「能登半島地震」です。 お正月に起きた地震は結構ショッキングでした。 その後色々と報道を見ていましたが、自分的に能登半島地震には「なんで?」と疑問に思うことが多々あったので、本職地学の先生である寺井先生に解説をお願いしました。
 基本としてウェーゲナーの大陸移動説から話が始まり、プレートテクトニクスの考えをおさらいしました。
 そこで地震には「プレート境界地震」と「プレート内地震」があることを学びました。 プレート境界地震はいわゆる一般的に学ぶ地震の起き方で、例えば東日本大震災などがそれにあたります。
 一方、プレート内地震が今回の能登半島地震にあたり、プレート内で起こる地面の押し合いや引っ張り合いを原因にした地震のことを言います。 参加者のアンケートに「大地のかけ引き」という言葉が使われており、「なるほど、上手い言い回しだ」と思いました。
 他にもプレート内地震の起きやすい所として、「歪み集中帯」というワードを学びました。 能登半島にはこの「歪み集中帯」があるのだそうです。
 また、今日本各地で起こっている地震も、太平洋プレートがグイグイ押していたものが東日本大震災で解放され、他の北米プレートやユーラシアプレート、フィリピン海プレートにかかる力が変化して起こっているんだろうとの見解をお聞きすることが出来ました。
 どの話も具体的な例や詳細を説明していただき、言われてみれば「なるほど、そうか!」と納得のできる話ばかりでした。
 学習会の最後に参加者からの質問を受けました。 質問は難しいものばかりでしたが、分かりやすく楽しく解答して頂きました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする