島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

琴の尾神社

2018-12-10 12:36:52 | 寺社・仏閣
少し時間を巻き戻して下さい。
琴の尾岳公園を訪れた時のことです。
公園の展望台を紹介していますが、展望台はぐるりと円を描いており、その中心にこの「琴の尾神社」がありました。
この「琴の尾神社」の謂れを調べるのに苦戦しました。(苦戦の内容は後日機会があれば紹介します。)
「この神社は普賢菩薩(神体石立像)を壱岐力(現;伊木力)と佐瀬(どちらも地域名)の両方で寛政七年(1795年)三月に祭ったのが始まりで、観音寺末山胎蔵院が開眼尊師であり、その所管とされていたのが、明治になってからは熊野神社の末社で“琴の尾神社”と呼ぶようになり、祭神を天宇受売命(アメノウズメノミコト)とした。」(多良見町郷土誌)
観音寺末山胎蔵院が、どこの観音寺なのか誰なのかは分かりません。
天宇受売命(アメノウズメノミコト)は、高千穂に行った時に神話を勉強しました。(2016年12月10日記事「神話の里③天岩戸神話」で紹介)
天岩戸に隠れたアマテラスオオミカミを出て来させた芸能の神様です。
琴の尾山上では、年穀(たなつも)豊稔(ゆたか)守護の神として、村民に信仰されています。
入手した資料には琴の尾岳山上で放牧された牛の写真が掲載されているのですが、今では考えられないほど森林化が進んでいます。
コメント
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