島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

古丁水源

2011-01-26 14:05:36 | 島原
街中を歩いていると時々思わぬものに出会うことがあります。
今回はその一つ「古丁(ふるちょう)水源」です。
探し物をしていて偶然行き当たりました。
写真が斜めですみません、全体を枠に入れるにはこの角度しかありませんでした。
1616年、大坂の役の功で松倉重政が幕府から島原半島を領地として与えられ、1618年から島原城の築城を始めたと伝えられます。
島原の武家屋敷街のうち古丁、中の丁、下の丁はこの頃から築かれたと考えられます。
この古丁水源は、その時代から長年の間、近隣住民の大切な水源として生活を支えてきたといわれています。
まわりを民家に囲まれた中に(=閑静な住宅街の中)、静かな水の流れだけが時を刻んでいました。
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