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島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

南島原駅(旧島原湊駅)

2011-02-11 13:24:24 | 観光・施設
南島原駅(旧島原湊駅)は、1913年、島原鉄道が諌早ー島原間の全線開通に合わせ、終着駅及び機関庫として開設されました。
この地は白水川の河口で、その堆積物と島原大変の眉山崩壊によってできた島や入り江で成り立っていました。
ここを鉄道の基地とするには広大な用地が必要となり、近くの島や権現山(今の霊丘公園)から土砂を運び埋め立てることになりました。
難工事のすえ、一町あまりの用地が確保され駅舎をはじめ、白水川には鉄橋を架けて、現在の鉄道基地が完成しました。

右奥に機関庫。
駅舎は70坪あまりの洋館平屋建てで、中央には切り妻型の玄関を設けたモダンな建物として注目を浴びました。
その後、1922年の口之津鉄道開業により島原の南の玄関口としてさらに栄え、加津佐駅まで開通すると1日6本の列車が南目へ往復しました。
1952年には1日約1000人の人が利用し、手狭になった駅舎は2階建てに改築されました。
このように島原半島の鉄道の拠点として、島原の歴史を見守ってきた駅舎も米寿(八十八歳)を過ぎ、老朽化が見られました。
保存か解体かの検討がなされましたが、長崎県と島原市の支援のもと改修工事が完成し、歴史的な建造物として保存されています。

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湧水庭園「四明荘」

2011-01-22 13:23:35 | 観光・施設
あまり良い写真を撮ってきていなかった・・・。
島原市内にある湧水庭園「四明荘(しめいそう)」です。
豊かな湧水を利用して造られた独特の風致景観から成る住宅庭園であり、四方の眺望に優れることから、主屋は「四明荘」と名付けました。
2008年に国の登録記念物に指定された伊東氏庭園がそうです。
大小三つの池があり、一日約千トンの湧水量を誇る池には鯉が泳ぎ、アカマツやカエデなど四季を美しく彩っています。
旅の一時をゆっくりと過ごす絶景の場所です。
観覧時間は9時から17時まで。
入館料は無料です。
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有明の森フラワー公園

2011-01-21 13:51:05 | 観光・施設
さて、昨日の「島原よかとこジオサイト巡りスタンプラリー」ですが、
・島原城キリシタン史料館
・雲仙岳災害記念館
・平成新山ネイチャーセンター
・武家屋敷(売店内)
・湧水庭園「四明荘」
・観光ガイド大手門番
・ゆとろぎの湯
・有明の森フラワー公園(物産館内)
・しまばら湧水館
・縄文の里(有明総合文化会館)
の10個所を巡ります。
この中で「有明の森フラワー公園」だけ行ったことがありませんでした。

正面入口;建物が物産館。

フラワー公園という名前だけあって、良い季節の時に行けばたくさんのお花が見れるそうですが、冬はねぇ~。
目を引くのは、園内に配置された七福神の像です。
写真に遠く写っている白いのがそうです。
背景には平成新山が見えるのですが、あいにくの天気で雲に隠れています。

手前の金網にピントがあってしまった。
さらに有名な「ダチョウ」がいました。
「ああ~話に聞く~」と一人で納得してました。
他にニワトリや今年の干支のウサギがいました。
暖かい日にお弁当を持っていくと良い所だなと思いました。
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大野原遺跡展示館 縄文の里

2010-10-22 13:11:53 | 観光・施設
島原市有明町にある「縄文の里」です。
あまり馴染がない施設名ですが、有明総合文化会館といえば地元の方は「ああ~あそこか!」と分かる場所です。
その文化会館の地下部分にこの展示館はあります。
文化会館建設に先立つ発掘調査で、縄文時代後期(約3000年~4000年前)の土器製作にかかわる遺構などが発見され、その出土品を中心に展示しています。
海にも山にも近く、粘土分を適度に含んだ肥沃な土地に暮らしていた人々の生活が偲ばれます。
この遺跡の特徴は、土器を作っていたと思われる点です。
土器作りに適した粘土の貯蔵穴や作業小屋と思われる柱穴跡、土器を焼いたと思われる焼土跡などが発見されています。
土器以外にも土偶や石器などを見ることが出来ます。
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島原半島ジオパーク情報スペース

2010-09-03 13:22:47 | 観光・施設
ちょっと前の話しになりますが、7月31日に雲仙岳災害記念館内に「島原半島ジオパーク情報スペース」が新設されました。
すでに夏休みに入っていたので、撮影に行くことが出来ないでいました。
「島原半島ジオパーク」の魅力をご紹介するプロモーション映像の上映や、各ジオサイト並びにお勧めモデルコースの紹介などの情報を調べることが出来ます。
島原半島ジオパークを詳しく知りたい方や、来島したはいいがジオサイトって何処?って方にお薦めのコーナーです。
私も知らなかったジオサイトがあったりして、「おお!ここは面白そう。」なんて思ったりしました。
メディアライブラリー(無料ゾーン)にありますので、誰でも閲覧できます。
気軽に見学にいらして下さい。
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霧のロープウェイ

2010-08-14 13:11:43 | 観光・施設
ちょっとだけ時間が戻りまして、普賢岳登山の下見に行った時の話です。
この夏一つの発見がありました。
普段、普賢岳に登る時にはロープウェイを使うことはありません。(足腰の鍛練と金欠のため)
ですが、以前に何回か乗ったことはありました。
約3分間の乗車中、外の景色を眺めながら雲仙岳観光のアナウンスが聞けます。
下見に行ったこの日、外はあいにくの霧模様、何も見えません。
すると、ア・・・アナウンスの内容が違う!
霧の天候に合わせたアナウンス内容に変更されていました。
天候に合わせて内容を変えていただなんて、知らなかった~。
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口之津公園 シーサイドパーク

2010-06-27 14:50:58 | 観光・施設
だいぶん間が空いてしまいましたが、口之津に戻ります。
看板が大きすぎて全部を入れることが出来ませんでした。
「口之津公園 シーサイドパーク」です。
先日紹介した口之津の「歴史民俗資料館 海の資料館」よりも岬の先の方にあります。
ジオツアーで何度か寄ったことはあったのですが、改めて訪れてみて驚きました。

ローラー式の長ーいすべり台があるじゃあないですか!?

アスレチック遊具に、手前に見えているのはターザンロープじゃあないですか!?
た・・・楽しそう~!!(お目めキラキラ)
まさか、こんな人の寄りつかなさそうな所に、こんな楽しそうなものがあったなんて!
しかも、今まで知らずに素通りしていたなんて!!
草刈り前だったので、遊べる状態じゃありませんでしたが、整備されれば子供たちにとっては絶好の遊び場になりそうです。
こちらにも是非寄っていただきたい公園です。
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夕日の丘

2010-06-19 12:53:37 | 観光・施設
さてさて、エコパーク論所原の国道389号線の向かいにはこのような場所もあります。
論所原は島原半島でも珍しく、東西に開けた場所です。
ですから、東は有明海を挟んだ熊本県や天草、西は長崎市の野母半島、茂木あたりが一望のもとに見渡せます。
1日を通して論所原にいたことはありませんが、朝熊本県側から登ってくる太陽と、夕方長崎市側に沈む太陽が見れる場所でもあります。

展望台があり、夕日を楽しめるようになっています。

行ったのが朝で、しかも曇っていたので、ほとんど野母半島は見えませんでした。
※おそらく写真中央の渓筋は金浜断層では?
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エコパーク論所原

2010-06-18 13:22:14 | 観光・施設
雲仙から諏訪の池方面へ下ること数分、「エコパーク論所原」です。
島原は独特な地名に頭を悩ませます。
地元では「ろんしょばる」とか「ろんじょばる」と呼んでいます。(確か「ろんしょばる」が正しかったような?)
昔この場所に集まって、村の境目を話しあって決めたことからついた地名です。(論じた場所の原っぱ)
おっと、話しが逸れてしまった。
閑話休題、自然循環、環境体験型農園とオートキャンプが楽しめる施設です。
私も何度か利用したことがあります。
表紙の写真はセンターハウスですが、ここには地産地消をテーマにしたスローフードのカフェがあります。
また、地元農産物の販売もしています。

車を近くまで入れることが出来るキャンプサイトとログハウス風のケビンがあります。
シーズン期以外は火曜日がお休みになるようで、この日は閉まっていました。
詳しいご利用方法は、以下にリンクを張っておきます。
是非、ご覧になって下さい。
エコパーク論所原;http://www15.ocn.ne.jp/~ecopark/
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雲仙諏訪の池ビジターセンター

2010-06-11 13:51:06 | 観光・施設
口之津から雲仙方向へ戻りまして、小浜町諏訪の池 休暇村雲仙内にある「雲仙諏訪の池ビジターセンター」です。
雲仙お山の情報館や当センターと同じく環境省の施設になります。
こちらのセンターは、里山の自然をテーマにした展示物が豊富です。
諏訪の池に生息する魚や植物、水生昆虫、それらを餌とする水辺の野鳥などが模型やジオラマで分かりやすく紹介されています。
また注目していただきたい屋根。
そうです、ドーム型の天体観測室には大型の望遠鏡があり、夜空の観察会などが実施されています。
話しはそれますが、今月(6月)26日には部分月食が観察できます。
九州では欠け始めは地平線下ですが、22時には部分食も終わります。
観察しやすい時間でもあるので、秋の夜長ではありませんが、ちょっと夜空でも眺めてみてはいかがでしょう。
運の良いことに土曜日は諏訪の池ビジターセンターで星空観察会が行われます。
是非ともお出かけ下さい。
雲仙諏訪の池ビジターセンター
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