年に一度の検診。
その朝は完全にルーティン化している。おしっこを容器に入れ、保険証を忘れないように、ああタバコが吸いたい、お腹がすいた……
今年も暑かった。日射しが強いのでどこか日陰に駐車したいのに東町の検診センターにはそんな場所はございません。
7時過ぎに入る。わたしにしては早いほう。え、29番?おやおや意外にすいてるなあ。小学校が夏休みに入ったのでそっち系がたくさんいるかと思ったのに。まあ、中学校の終業式の日に検診に来る学校事務職員もたいしたものだけど。
LLの検診衣を着て、ロッカーの鍵を手首に。さっそく呼ばれる。
おや、新機軸。左手首に紙が巻かれる。
「?」
バーコードで管理するようだった。へー。
最初の難関。血圧測定。前までは2回測って“いいほうの数字”を採用してもらっていたのに去年から平均に……お、いい感じ。
つづいての難関、採血。わたしは注射が大嫌いだからね。
「!!!」
なんと血を採るのは元同僚ですっ!元養護教諭ね。
「まさか××さんに血をとられる日が来るとはなあ」
「人生いろいろよ。これからあたしを“吸血女”って呼んでね」
痛くなくて非常にけっこうでした。
さて勝負だ。身長と体重測定。この日のためにはわたしは……おおおお。つづいて腹囲測定。去年は85.2センチという悔しい結果だった……うほほほほほ。
くわしい数字はまもなくお送りする「検診2019」で。
そしてルーティンどおり海鮮どんやとびしまに向かい、自分へのごほうびだと中トロいくら丼!税別1500円をいただく。例によって連絡船を眺めながら。うううおいしい。がんばったなあおれ。