事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

追悼ジャニー喜多川 

2019-07-10 | 芸能ネタ

スガ シカオ - 夜空ノムコウ

ジャニー喜多川の死は、もちろん大きな出来事だ。タレントを発掘することにおいてこの男性に才能があったことは疑いない。ただし、わたしがわからないのは、なぜ彼が男性のユニゾン(斉唱)にこだわったかなの。

日系二世の彼にとって、愛するアメリカの音楽とはハーモニーではなかったのか。そのあたりの検証がこれから出てくるんだと……あまりに巨大な産業にジャニーズはなっていたから当分無理かな。

彼の心のなかには常にアメリカがあったはずなのに、彼が生み出した音楽は(今から思えば)日本的なものだったのは、むしろ必然だったのかな。だからこそ日本だと。

わたしはジャニーズ(あおい輝彦がいたときの)は本当におぼえがない。最初はフォーリーブス。日曜夜のプラチナ万年筆よ。で、郷ひろみがいて、しかしあの事務所が巨大な存在になる端緒はやっぱりたのきんでしょ?

以降も、むしろアメリカ的なものから次第に離れていくように思えた。不思議よね。例外はフォーリーブスの「ブルドッグ」かなあ。

もちろん、自前の“子どもたち”に、およそ当時としては想像もできないアーティストに曲を書かせたわけで、これはすごい。ジャニーさんの功績かはわからないけれど。

たとえば

スガシカオ&川村結花「夜空のムコウ」

山下達郎「硝子の少年」

吉田拓郎「全部抱きしめて」

中島みゆき「宙船」

……歴史的名曲は、アイドルに歌わせたからこそ残るってこともあると思う。

この時代に性的嗜好のことは言うまい。有能なプロデューサーが亡くなり、あまりにも巨大な存在だったことの弊害がこれからたーくさん出てくるだろう。そしてそれは、仕方のないことなんだと思う。

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「漂砂の塔」 大沢在昌著 集英社

2019-07-10 | ミステリ

ひさしぶりの大沢在昌。650ページの大長篇。小説を書くのが業のような作家だなしかし。

舞台は2022年、歯舞諸島の架空の島。ロシア・中国・日本が合弁でレアアースを採掘しているという強引な設定。

その採掘工場近くの浜辺で、両眼をくりぬかれた日本人技術者の死体が見つかり、政治的にはロシア領なので日本の警察は刑事を送りこむわけにもいかず、クォーターなので“ロシア人のように見えなくもない”潜入捜査官を島に派遣する。

彼はロシア語と中国語が使えるが、強面の刑事というわけでもなく、殺人事件の捜査などやったこともなく、捜査権もない。おまけに、丸腰で元KGBや中国の諜報員と渡り合うことを強いられる。

その時点で何語を使うかの選択に常に気を払うなど、冒険小説の醍醐味がたっぷり。おまけに、その島では九十年ほど前に、島民の約半数が惨殺されたという八つ墓村的猟奇もしこんである。

いったいどう落とし前をつけるかと思ったらそう来たか。孤島における不可解な殺人という意味で本格趣味も味わうことができてお得な一冊。さすが、手練れの小説家はやることがサービス満点。まあ、さすがに「日本の警察」シリーズではくくれませんがとにかく面白いっす。

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解説者を評定する 桧山進次郎

2019-07-10 | スポーツ

和田一浩&斉藤和己篇はこちら

オールスター前の前半最終戦。BS朝日が阪神VS巨人。BS-1がソフトバンクVS西武。夢のようなカード。例によってザッピングしながら。

ソフトバンクVS西武の方は、大野さんが例によって方言まじりに丁寧な解説。山川と中村のアベックホームラン、そしてどすこいが見れてうれしかったっす。

桧山進次郎は、阪神ファンにとっては代打の神様。で、彼がいた時代の主力がまだがんばっている。美男が多いのね阪神。

昔、阪神ファンと飲んでいたとき

「でもさあ、奥さんがうちで待ってると、帰ってくるのが鳥谷とか能見ってのはどうなんだ。きつくない?」

「…………言い返せない(笑)」

暗い系が多いのよね。桧山さんは違うけど。

「高校出じゃなくて、大学、そして社会人を経過して入団した選手ってやっぱりしっかりしてるんですよ。」

「仕事をした経験があるってのは大きいのかなあ」

自分は平安高校から東都大学リーグというエリートコースだったから言えるのかも。

「あ、だから一年目から活躍する選手ってすごいってことですけどね(笑)」

こういうフォローができるあたりがオトナです。

 

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