事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

軍師官兵衛~第二十五話「栄華の極み」

2014-06-22 | テレビ番組

Horiuchimasamiimg01 第二十四話「帰ってきた軍師」はこちら

前回の視聴率は17.5%と予想以上にアップ。ほう。ワールドカップの方は前半が42.6%と怖いくらいに的中。後半は46.6%なので日本代表をなめてました。一喜一憂というか一喜二憂な展開。ふつうの社会人はこのコートジボワール戦しか見ることはできないしねえ。

わたしが見ていたのはラーメン屋。客が騒ぐ騒ぐ。スポーツバーならぬスポーツラーメン屋か。日本代表ばっかり騒ぐのやめようよ。アメリカに負けちゃったけどガーナというのはしかし魅力的なチームだなあ。

さて官兵衛。今回は、信長後をにらんだ展開。目力全開の宇喜多直家(陣内孝則)は、いまわの際に「信長は危うい」と予言し、勝ち馬はこいつだと秀吉に妻をさしだす。いただいちゃう秀吉も秀吉。不倫の朝に、妙にほのぼのしたライ・クーダー的音楽が流れるのがおかしい。

「あら、今日は堀内正美さんも出るのね!」

妻は狂喜。日本のクリストファー・ウォーケン(勝手にそう思っています)の彼女はファンなのである。筋金入りのサヨクだった彼は、しかしお公家さん役はお手のもの。今回も吉田兼見役で明智光秀に信長への恐れを吐露する。自分たち公家が“旧きもの”で、改革者の信長は怖いのだと。

同じ思いでいる光秀と信長の、帝に対する態度は正反対だ。ひたすらおそれいる光秀と、皇室とは利用するものにすぎないとする信長。さて、歴史はどちらを評価するか。

信長嫌いなこのドラマは、安土城のライトアップという、儚い美しさで信長を縁取りする。決められない殿だった小寺政職(片岡鶴太郎)も上役としてはしんどいが、決めすぎる殿もいかがなものかと。だいたい、今回のタイトルは、あとは堕ちていくだけを意味しているしね。

政治的に正しくないことは歴然たる“黒人を信長が買う”シーンはしかしうれしかった。「清須会議」のぐっさん(違うんすか)はこのようにして登場したわけだ。

官兵衛の奥さん光(中谷美紀)が微妙な動き。このわかりやすすぎる大河ドラマでは、それって死亡フラッグってこと?なんとご懐妊でした。よかったね、そっちの方は無事で(オヤジ発言)。

視聴率アップはどのあたりが影響したのかなあ。このまま本能寺まで勢いがつづくのかしら。ちょっと懐疑的なので今回は16%台と読みました。そうですわたしは旧きものです。

第二十六話「長政初陣」につづく

コメント
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