2014年2月児童手当号「おフランスの事情」はこちら。
……いかにも役人が考えそうな名前(わたしも一応役人ですが)。これ、みなさんがもらえるお金です。児童手当対象児童ひとりあたり1万円。
どういうことかというと、4月1日から消費税がアップしたことに伴い、“所得の少ない方々の負担を軽減する”(笑)ためのもの。なんだとぉ、おれが貧乏だってのか!とお怒りなのはわかります。しかし児童手当それ自体が(所得制限をもうけているので)お金持ちはもらえない手当なのです。
ものすごく多くの人が誤解しているようですけれど、このお金は児童手当ではありません。所得を把握するのがめんどくさいから、児童手当をもらっている人に支給すれば文句ないだろうという横着な支給方法をとっているわけ。
申請には同封の『公務員児童手当(特例給付)受給状況証明書』が必要です。実はこの書類は3月にはもう職場に届いていて、市町村の準備が整うまでだいじに保管しておくように職員を指導すること、という旨の文書もいっしょでした。
でも、うちの職員を信用していないわけでは決してないけれど、何人かは絶対になくすに違いないということで今お渡しすると。あ、やっぱり信用してないな。
申請は、酒田市の場合は6月16日(月)から9月16日(火)まで(※鶴岡市は7月1日~1月5日。遊佐町は7月22日から10月22日まで)。
6月中は市役所5階に特設窓口をもうけるようですし、総合支所でも受け付けます。郵送でもOK。いやな予感がするので申し添えますが、これは三中事務室に提出するたぐいの書類ではありません。市民として、あくまで自分でやることですからね。まあ、わかんないことがあったら質問は受け付けます。
めんどくさくてもちゃんと手続きはしましょう。子育て世帯へ(減税ではなくて)あの渋ちんの政府が現金で支給するなんてめずらしいことなんですよ。
あ、肝心のあなたの本日の児童手当は0,000円です。
※大家族もの、というのがテレビではジャンルとして確立しています。ビッグなんとかといい、どうも奇矯な親をものめずらしげに見るという姿勢がちょっと気持ち悪い。その気持ち悪さを感動にまで押し上げたのが宮藤官九郎「11人もいる!」(テレビ朝日)。萩尾望都はきっとこのひねりを喜んでくれたはず。この画像には12人いますし(笑)
2014年10月児童手当号「何か忘れてる……」につづく。