事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「ザ・タウン」The Town (2010 WB)

2014-06-03 | 洋画

Thetownmovieimg01 わたしはベン・アフレックをなめていたのかもしれない。「アルゴ」の精緻なつくりにはもちろん驚嘆したが、オスカーをとったあの作品以前に、こんなすばらしい映画を監督していたとは。

(そんなに強盗が多いと喧伝されたらたまらん!とトラブルになったようだが)年間300件もの銀行強盗が起こるとされているボストンのチャールズタウンが舞台。なにしろこの街(ザ・タウン)の住民の多くは強盗を生業としていて、アイスホッケー選手の夢がやぶれたダグ(アフレック)は、心ならずも地場産業に従事していた。

彼のチームのやり方はスマートだ。事前にしっかりと準備し、すばやくお宝をひっつかんで逃走する。しかし、若き女性支店長を人質にし、彼女がチャールズタウンの出身であることを知ったことから彼らの“完全”は破綻していく。

とにかく強盗シーンの迫力がすごい。これだけの演出は「ダークナイト」のオープニングに匹敵するのではないか。

マスクをしていても伝わる表情、銀行内の人間関係をうっすらと悟らせる手口、なによりスピード感!

故郷を愛し、しかし同時に抜け出したいダグの“熱”が画面からびんびん伝わってくる。すごいぞベン。思えばマット・デイモンと書いた「グッド・ウィル・ハンティング」はめちゃめちゃに感動的な脚本だったが、私生活がいかにもダメダメだったのでベンは印象がなあ。

まあ、目の前にジェニファー・ロペスのお尻があったら、ものにしたくもなるよな。わたしも我慢できませんきっと。向こうがどう思うかは別の問題ですけど。

でも、いまは有能で美しい妻(ジェニファー・ガーナー)と幸せな生活を送り、監督としてもキャリアアップ。これからは彼の時代なのかな。

おや?「マン・オブ・スティール」の続編Batman vs. Supermanでバットマン役をオファーされたことに大批判?いやあ、そういうところも好きだぞベン。応援するぞベン。

コメント
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