参加料。

県大会優勝なのに…高3女子、全国大会出られず
2014年06月07日　読売新聞

4月のソフトテニス全日本シングルス選手権岩手県大会で優勝した県立高田高校3年の女子生徒が、県ソフトテニス連盟などの手続きミスが原因で、5月の全国大会に出場できなかったことが6日、わかった。

県連盟は高校に謝罪し、「あってはならないこと。再発防止に努める」としている。

全日本選手権は、中学生～一般の選手が日本一を競う年1回の大会。岩手県大会は上位4人に出場資格がある。生徒は北上市で行われた県大会で優勝。2～4位の3人は出場したが、生徒だけが愛知県での全国大会に出場できなかった。

県連盟は県大会後、資格者4人と学校に対し、出場意思をメールなどで回答し、参加費を現金書留で郵送するよう伝えた。しかし、生徒の顧問の教諭はメールで回答しただけで、参加費は郵送しなかった。高校側は「参加費は後日でいいと勘違していた」と説明する。

県連盟は、参加費の到着を確認してからメールをチェックしていたため、教諭が送ったメールは見過ごした。参加費が届かないことも問い合わせなかった。

日本ソフトテニス連盟への申込期限（4月14日）が過ぎてから県連盟が気付いた。日本連盟に掛け合ったが、組み合わせは決まっており、認められなかった。県連盟の宮田勤理事長は、「参加費の郵送についての周知やメールのチェック態勢に問題があった」と陳謝している。高校によると、生徒は一時落ち込んでいたが、8月の高校総体に向けて練習に励んでいるという。

……この生徒はまことにかわいそうだ。しかし今回、岩手県ソフトテニス連盟の対応のずさんさを指弾したいわけではない。いくらなんでも参加料が届いてからメールをチェックするというのは気が遠くなるけれど。

その前段において、各校から参加料を現金書留で送ってもらうというあたりがもっとすごくないですか。

わたしが勤務する学校でも、年間80万円ほど参加料として教育後援会から支出している。で、おおかたは銀行振り込み。

でもなかにはいるんだよね現金書留で送れという競技団体が。手数料的にはあまり変わらないけれど、しかし送られた先の会計処理はどうなっているんだろうとすごく不安になる。机の上に（事務局はどこかの学校でしょう？）ドバドバ現金の入った封筒が積み上げられていることを思うとなあ。

ところで、この問題がいまごろ顕在化したのにはどんな理由が？

画像は「GIジョー」世界征服をたくらむ組織に挑むエキスパートたち。その主人公がチャニング・テイタム（笑）。どう考えても敵の方が頭よさそう。これが日本だとサイボーグ009としてクールな政治映画になるんだから、彼我の差は大きいなあ。