わたしは陰謀論者ではないと楡に何度も何度も繰り返されると、何度も何度も陰謀論かなあと首をかしげたくなる。
しかし、フォーマットをつくりあげたトップランナーが総取りし、他はすべてを失うのが高度資本主義経済の行き着く果てで、便利な世の中になればなるほど雇用は失われていくという楡の主張は、確かに現状がそう証明しているか。
街の本屋の敵であるamazonが、社会的弱者である高齢者を救う側面もきちんと指摘してあって説得力ありあり。
アップデートしたフェイスブックが、どうしてプロフィールを完成させたがるのか(あなたは学○出版におつとめですか?とびっくりするようなサジェストまでかまされる)を考えると、ビッグデータをどう使うつもりだザッカーバーグ、と確かに陰謀論に加担したくもなるなあ。
といいつつamazonのデータを加えますわたし。便利の毒はどこまでも……
「いいね!」が社会を破壊する (新潮新書) 価格:¥ 799(税込) 発売日:2013-10-17 |