烈日―東京湾臨海署安積班 価格:¥ 1,680(税込) 発売日:2010-09 |
その41「そして、警官は奔る」はこちら。
もうここまでくると事件なんかどうでもいいですね安積班には。班内、署内の人間関係の描写だけで十分です。TBSの月曜8時にドラマ化されるのは自然な流れだったのだと納得。
新たに登場した鑑識上がりの美人刑事を配置して、安積をめぐる恋のさやあてという色合いも深まった。まあ、彼女は須田の方になびくのかもしれないけれど。テレビのキャラを原作の方にとりこむ手法は東野圭吾と同様。こういうサービス精神はミステリ作家としてありでしょう。
しかしこうまで早くライバルである相楽の人間くささを見せていいのかな。まあ、構図として特車二課をモデルに(第一小隊と第二小隊ね)し始めたようなので、きっと相楽の後任にも美人が配されるのではないかと愚考します。
今回もイングラムがらみの特別出演があるかな、と期待したんだけどそれはさすがに。
あ、南雲さんが異動してくるってのは……ないなやっぱり。だったらカミソリ後藤は……公安あがりだからこれもない。あ!熊耳女史ならどうでしょう今野センセイ!
その43「機龍警察」につづく。