泣き虫弱虫諸葛孔明〈第2部〉 (文春文庫) 価格:¥ 960(税込) 発売日:2011-02-10 |
第壱部はこちら。
歴史の流れから一歩身をひき、鳥瞰するように語る……これが司馬遼太郎の手管だったわけだけど、酒見賢一の場合は鳥瞰どころか「三国志」という物語自体を冷笑しながら(もちろん、本気じゃないですよ)ギャグをまきちらす。
読者を哄笑させるテクニックは該博な知識に裏打ちされているのが歴然。ホントに劉備とか孔明って、実は変なヤツだったんだろうと納得してしまいますもの。
とりあえず三国志ファンは、ゲームを終えてからこれを読んだ方がいいな。君たちの大好きな関羽と張飛は(趙雲はともかく)とんでもねー存在として登場するぞ
第参部につづく。