ひなたぱん

天然酵母ぱんと過ごす、のんびり日々の記録です

自分に甘く。 ・・・・です。

2019年10月08日 | 日記
2019年10月8日   火曜日


10月に入って、 ぱん販売の再開や、 コルドン上級クラスの再開で、 また、 バタバタの日々が始まりました。

久方ぶりのぱん屋さんは、 愕く様な気付きと発見がありました。

石窯で焼いたブリオッシュが 素晴らしく美味しくて、 「 これが焼ければ、 他のパンの取り組みは、 しなくてもよいかも。 」 って思わせてくれたブリオッシュは、

オーヴンで焼成に取り組んでみると、 何と、 驚く程 美味しくなく、 「 何だこりゃ。 」 なお味のパンに成り下がっておりました。

焼き上がりに 意気揚々と ご試食にお出しして、 後で 自分も食べてみたら、 「 不味い。 絶句。 」 の結果でございました。

← 試食させてしまったお客様、 ごめんなさい。。。。。


何がどうして あのお味になったのかは 不明ですが、 どうやら、 ココロを決めさせてくれる位のお味の仕上がりは、 石窯で焼いたから出来上がったお味だった様です。
 

また、 振り出しです。



コルドンでの新たな学びに取り組んでから、 フランス人シェフの指導の下、 フランス人仕込みのクロワッサンを学びました。

麺棒の扱いや、 生地を伸ばしす方法や、 学ぶ事ばかりでしたし、 初級修了試験の課題にもなりましたので、 何度も何度も自主練習にも取り組みました。

気が付かないうちに成長できたのか、 逆に、 下手草の時に作っていた 「 自分のクロワッサン 」 が、 出来なくなってしまっていました。

自分の作る、 自分らしいクロワッサン。 生地の伸ばし加減も、 それに見合った最終発酵の取り方も、 自分で見つけた焼成温度や時間も、 作り上げる物が変化すると、

全てのカタチが崩れ去ってしまいました。 ← お蔭で、 販売の時に作ったクロワッサンは、 大撃沈で、 全てが無駄になりました。


これもまた、 振り出しです。


そんなぱん販売の再開で、 パンを買いに来て下さったお友達に、 「 迷走中になっちゃった、、、、 」 って呟くと、

「 大丈夫。 大丈夫。 迷走の後は、 驚く程の成長がやって来るよ。 」 って 言ってくれました。  ( 彼女の言葉は、 いつも 私の元気の源。 )



コルドンの初級修了と同時に 卒業証書 と 評価表 を渡されました。





15年ぱんに取り組んで、 「 パンはじめて 」 さんと同じ土俵に立ってて ずるいけれど、 何の事は無い、 私の総評価は、 クラス平均より2点ほど高いだけでした。


毎度 毎度、 情けない程の失敗をしますし、 

「 忘れちゃったんですか。 」 「 メモリー、 メモリー。 」 ってフランス人シェフに 片言の日本語で釘を刺される事ばかり。

最も点数が悪かったのが、 「 Organization 」。   次に悪かったのが、 「 Presentation 」。

この年齢の 自己主張の苦手な 田舎のおばちゃんの私には、 Organization も Presentation も、 もう魅力も必要性も感じない物です。

← シェフに見透かされている、、、、、、



Organization + Presentation + 筆記試験の撃沈 の私の終了試験の結果を助けて、 びりっけつじゃなく、 クラスの平均にまで持ち上げてくれたのが、

Technique  と Taste の項目でした。  ←  評価結果は、 Technique  と Taste が 同じ点数となって居ました。 相関性が有るのかなぁー。



けれど、 それで十分だと思いました。




何年取り組んでも、 どれだけ学んでも、 不器用で 差ほど賢くもない私には、 パンは奥が深くて、 コツコツ コツコツ向き合う課題を与えてくれます。



「 自分の求める物、 魅力を感じる物に 正直に進んで行こう。 」 と、 やっとこ やっとこの成績表を眺めながら、 自分に甘い私が居ます。

 








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