日守麟伍の和歌(うた)日記 Ringo Himori's Diary of Japanese Poetry

大和言葉の言霊の響きを求めて Quest for the sonancy of Japanese word

「蝉鳴きそむる」1首

2024年07月08日 | 日記
 関東は連日の猛暑日となり、日中は暑すぎて、ここ数日は、日暮れ前になって散歩にでかけるようになりました。昨日の散歩のおり、鳥も暑さが和らいだせいか、にぎやかに鳴きかわしていますが、そのなかに、蝉時雨の持続音がしているのに、気づきました。前日までは気づかなかったので、昨日やっと鳴き始めたのでしょうか。

日の暮るる 間際に満つる 鳥の声
けふ俄かにや 蝉鳴きそむる

(日暮れまぎわ、騒がしいほどの鳥の鳴き声に交じって、今日から鳴き始めたのでしょうか、昨日までは気づかなかった蝉しぐれが聞こえています)

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