日守麟伍の和歌(うた)日記 Ringo Himori's Diary of Japanese Poetry

大和言葉の言霊の響きを求めて Quest for the sonancy of Japanese word

「夢や残れる」1首

2016年06月05日 | 日記
 梅雨に入りました。湿った大気は不快な人が多いのに、私はむしろ、乾いた空気よりは、落ち着きます。
 朝目覚めると、静かな雨音が心を撫でていました。何かが懐かしくてたまらず、思い出せない記憶なのか、見ていた夢の出来事が残ったのか、不思議な気持ちがしました。

めざめゆく こころをなずる あまおとの なぞなつかしき ゆめやのこれる
目覚めゆく 心を撫づる 雨音の 何ぞ懐かしき
夢や残れる

(目覚めると、静かな雨音が心を撫でていて、何かの思い出せない記憶なのか、見ていた夢の名残りなのか、懐かしくてたまりませんでした)

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