日守麟伍の和歌(うた)日記 Ringo Himori's Diary of Japanese Poetry

大和言葉の言霊の響きを求めて Quest for the sonancy of Japanese word

「虹のごとくに」1首

2017年04月13日 | 日記
二週間くらい前、桜が咲き始めのころ、広場のベンチにすわっていると、反対側の一角に、もつれあった木の枝と、白っぽく粉を散らしたような花が、ぼんやりとかすんでいました。近視と老眼のため、良く見えず、かすかに紫がかって輝くような白が、かえって虹のように美しく見えます。

きとはなと おぼろにむれて にじみたる うすむらさきの にじのごとくに
木と花と おぼろに群れて
にじみたる 薄紫の 虹のごとくに

(もつれあった木の枝と、白っぽく粉を散らしたような花が、かすかに紫がかってぼんやりと、虹のように美しく見えまていす)

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