二週間くらい前、桜が咲き始めのころ、広場のベンチにすわっていると、反対側の一角に、もつれあった木の枝と、白っぽく粉を散らしたような花が、ぼんやりとかすんでいました。近視と老眼のため、良く見えず、かすかに紫がかって輝くような白が、かえって虹のように美しく見えます。
きとはなと おぼろにむれて にじみたる うすむらさきの にじのごとくに
木と花と おぼろに群れて
にじみたる 薄紫の 虹のごとくに
(もつれあった木の枝と、白っぽく粉を散らしたような花が、かすかに紫がかってぼんやりと、虹のように美しく見えまていす)
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くりぷとむねじあ歌物語
くりぷとむねじあ和歌集
古語短歌への誘い
きとはなと おぼろにむれて にじみたる うすむらさきの にじのごとくに
木と花と おぼろに群れて
にじみたる 薄紫の 虹のごとくに
(もつれあった木の枝と、白っぽく粉を散らしたような花が、かすかに紫がかってぼんやりと、虹のように美しく見えまていす)
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