日守麟伍の和歌(うた)日記 Ringo Himori's Diary of Japanese Poetry

大和言葉の言霊の響きを求めて Quest for the sonancy of Japanese word

「この道を」1首

2024年07月01日 | 日記
 先月から左目に違和感があり、交通の便が悪い病院の眼科に通っています。行きはバス、帰りは歩いてくると、広い道路で車の通行量は多く、歩行者はほぼおらず、途中、工場やゴルフ場などが点々と続くばかりです。昔、あちこち住まいを探していたころ、物件までの道を歩きながら、この道は小さい子には歩かせたくないな、と思ったときのもの寂しさを、思い出しました。

この道を 子に行かするは いとほしき 我が身ひとつは 如何ならむとも
(このような人気のない道を、幼い子に歩かせるのはかわいそうだと思いながら、歩いています。自分一人ならば、どんな道でも、どうなってもいいのですが。)

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